輝きをこの手に(JW 青×赤)

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Daiki.









空の明るさで目を覚ました。


案の定淳太さんの姿はなくて、虚しくなる。


また、会えるんやろうか。


あの優しい笑顔が、また見たい。







部屋を見渡すとテーブルには、たくさんのものとメモ書きが置かれていた。


黄「ルームサービス適当に頼んどいたから、食べとき。顔色悪いし細すぎるで。何かあればここに連絡して」


メッセージと電話番号、そして隣には綺麗な名刺。


俺でもわかるくらい有名な会社名が書かれていた。


奥さん、いはるんやろうなあ……


子ども、もいたらどうしよう。


何故か突然申し訳ない気持ちになった。








でもその日から適当に街を歩いていても誰も見つからない時、どうしても淳太さんに会いたくなった時には連絡をした。


よっぽどの事がない限り淳太さんは来てくれた。


それだけで嬉しかってん。


会う度に身体を重ねたけれど、淳太さんは決して雑な扱いは1度もせずに毎回本当に愛されてるんじゃないかと勘違いしてしまうほどに優しく優しく抱いてくれた。


身体を売るような生活ばかりしてると、ちょっと危険なことさせられることも多くて、意識がなくなる、少し痛めつけられるようなことをされることも少なくなかったからこそ、淳太さんの優しさがより染みていた。


会うと安心する。


心の拠り所みたいな感じやった。









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