繋がった ページ42
.
亜嵐side
亜「脅されてる？なんか見たの？」
ほ「…この前ね、登坂さんが女の人と一緒に店に来てくれたんだけどね？
たまにその女の人が登坂さんに耳打ちしててね、その耳打ちした途端、登坂さんの顔色が悪くなったの
…私の気のせいかな、、」
亜「……その女の人、どんな人？写真とか撮ってない？」
ほ「怖かったから一応撮ったんだけど、、知ってる人？」
ほのかちゃんが俺の前にスマホを出してくれた
その中に写ってたのは
紛れもなく、萌と臣さんだった
萌の顔は俺を見る時の顔とは違うくて
心から愛しい人を見る目だった
…なんで？いつから？
もしかして、俺と付き合ってる時から？
ああ、違う。自然消滅してる時にはもう、、
その写真を見た途端、頭を鈍器で殴られたような間隔がした
…違う、そんなことはもういいんだ
問題は臣さんだよ
萌が臣さんに何かしてる？
萌が絡んでるってことは、もう一人の女も絡んでる可能性あるよな？
あの二人がこっそり話してる姿は何度も見てきた
Aが怪我したあの日も
…あの日も？
…そうだ、あの日あの二人で機材関係の所に入っていく所を見かけた
受付が入れる訳ないのにな、なんて思ってた
萌が臣さんに何かを言うってことは
必ずAの事に関係してるはず
そういえば、あの二人が部屋から出てきたのは
Aが倒れてからだった
…全部繋がった
あの日俺に機材を落とそうとしたのはあの二人だ
わざと俺の所に落とすようにして
Aが怪我するようにしたんだ
…A、今日は萌と食べに行くって言ってた
やばい、Aが危ない
今すぐ探しに行かないと…！
亜「どうしよう、Aが、！」
ほ「亜嵐くん？落ち着いて、どうしたの」
亜「Aが危険なんだよ、急がないと、」
ほ「待って亜嵐くん、」
突然立ち上がった俺の手を取って
ゆっくりとソファに座らせた
俺の目を一瞬見つめて、俺を抱き締めた
ほ「何があったのかはわからないけど、亜嵐くんなら大丈夫だよ。きっとできる。ここで待ってるから、終わったらまた帰ってきて？」
亜「…ごめん ほのかちゃん、ありがとう」
優しく抱き締めてくれてる
ほのかちゃんの肩をそっと押して
ほのかちゃんの目を五秒間見つめて
行ってきます、そう言って家を出た
どうか、Aが無事でありますように。
お願いだから、これ以上Aに近付かないでくれ。
…A、待ってて
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 25人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらんぼ(プロフ) - coffeepigさん» 温かいお言葉ありがとうございます(＞＜)なかなか更新できてなくてほんとすいません。。頑張ります！ (2018年9月15日 6時) (
レス) id: 0cb596753f (このIDを非表示/違反報告)
coffeepig(プロフ) - このお話最近読み始めたんですけどほんと好きです...！これからも更新頑張ってください！！ (2018年8月31日 20時) (レス) id: f378dd4fbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらんぼ | 作成日時：2018年8月2日 0時
