少しでも ページ27
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亜嵐side
仕事が終わった後、二人で臣さんの家に行った
臣さんの部屋には思ったよりもAの物が多かった
ほとんどがお揃いの物で
袋に詰める度に臣さんは苦しそうな顔をしていた
二十分くらいして、ようやく終わった
俺はこの後まだ仕事があるからすぐに帰らなきゃ行けなかったから
臣さんがタクシー代をくれたんだ
やばい、本当にいつかお礼しなくちゃ
家を出る時に、もう一度臣さんの顔を見たら
一度も俺と目が合わなかった
…すげぇ心配だけど、今日は急がねぇと、、
失礼します、そう言って臣さんの家を出た
事務所に着いてからすぐに俺の個人の撮影が始まった
思ったよりもはやく終わったから
すぐにAの所に行った
亜「A〜、って寝てるよな笑」
病室に着いたのは、もう夜中の十二時だった
本当はこんな時間に来たらダメなんだけど
俺らの職業柄を理解してくださって
病院側からお許しをもらってる
Aが寝てるベッドの側に丸椅子を置いて
サラサラな髪の毛を撫でてやった
ん、、って起きそうになったけど
少しだけ微笑んだ気がするからいいや
俺もその横で眠りについた
.
『…ちゃん、お兄ちゃん、起きて！』
亜「……ん、」
『やっと起きた。今から退院の手続きするってさ…別に泊まらなくてもよかったのに』
亜「とか言って嬉しいくせに…」
『…うるさいバカ、はやく行こ？』
亜「はいはい、笑」
ベッドに寝転びながら、俺の頭を撫でてたA
泊まらなくてもよかったのに、
なんて言ってるけど口元はニヤけてるし…
そうゆうとこ、変わんねぇな
その後すぐにお父さんも病院に来て
Aの退院の手続きをした
今日は俺も休みにしてもらったから
一日Aと一緒に過ごせる
Aが一人で住むのはいきなりで怖いから
っていう理由で、しばらくは俺と住むことになった
まあ別にいいけど、いろいろと大変だなー…
亜「とりあえずAの家に行って、必要な物取りに行こっか」
『うん！…はー、久々に外に出たなー。』
亜「…今日は色んなとこ遊びに行こうな」
『ふふ、楽しみだね！』
久しぶりに見た、Aの心からの笑顔
入院してる間は全然元気が無くて心配だったけど
ほんの少しだけ、元気になってくれてよかった
今日は色んなところ連れて行ってやろう
Aの好きだったもの、全部買ってあげよう
少しでも、思い出してくれるように
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さくらんぼ(プロフ) - coffeepigさん» 温かいお言葉ありがとうございます(＞＜)なかなか更新できてなくてほんとすいません。。頑張ります！ (2018年9月15日 6時) (
レス) id: 0cb596753f (このIDを非表示/違反報告)
coffeepig(プロフ) - このお話最近読み始めたんですけどほんと好きです...！これからも更新頑張ってください！！ (2018年8月31日 20時) (レス) id: f378dd4fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらんぼ | 作成日時：2018年8月2日 0時
