愛してるよ ページ22
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翔吾side
俺の胸に顔を埋めて泣いてるAの
両頬を優しく包んで顔を上げさせて、
俺と目を合わせた
久しぶりに見たAの顔は、
少しだけ大人になってた気がした
翔「…Aと俺は別れてるよ。もう一年ぐらい前に。」
『なんで、？私は今でも翔吾くんしか好きじゃないもん、
やだよ、離れたくないよ、』
翔「…俺も好きだよ、今でもAだけを愛してる、」
『じゃあなんで？翔吾くん、やだよ、』
翔「…離れなきゃいけなかったんだ、」
『そんなのやだよ、納得できない、』
やだやだ、ってもう一度泣きそうな顔をしたA
今にも流れそうな涙を拭ってあげた
それでもAの目から流れる涙は止まらなかった
もしここで、気持ちを伝えなかったら
また俺は後悔する？
ここでまた臣さんに、隼さんに
気を使って身を引く？
本当の気持ちを伝えずに、終わり？
…そんなの嫌だ、
もう後悔なんかしたくないから
翔「…また俺と、付き合ってくれる？
俺にもまだ、チャンスある？」
『私は、翔吾くんがいいんだよ、！』
その言葉を聞いた途端、涙が止まらなかった
ずっと欲しかった言葉
俺がいい、なんていつぶりに言ってくれたかな
…我慢してたんだ
俺なんかが気持ちを伝えていいのか不安だったんだ
自ら突き放したくせに、まだ好きなんて
絶対に許されないと思ってた
でもAはそんなの簡単に突き破ってくれた
例え記憶が無かったとしても
俺の事を受け入れてくれた
俺がいいって言ってくれた
その言葉を受け取ってもいいよな？
もう一度、付き合ってもいいんだよな？
もう、絶対に離さない
俺はAの両頬を包んでいた手を後頭部に回して
そっと、Aにキスをした
翔「……愛してるよ、A」
『…わたしも、愛してる、』
おでこをくっ付けたまま微笑み合ってキスをした
何度も何度も、キスをした
その度に、幸せを感じてたんだ
これから来る大変な事に気付かずに。
『ちゃんと臣と話すね、翔吾くんと付き合うようになったって』
翔「俺も一緒に居ようか？」
『ううん、大丈夫だよ。ありがとう。』
翔「できる限り毎日来るようにするから」
『うん、待ってる』
そんな会話をしてから、病室を出た
これからAと何をしよう
また沢山思い出を作りたいな
.
お久しぶりの翔吾くん
これからどうなるでしょうか…！
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さくらんぼ(プロフ) - coffeepigさん» 温かいお言葉ありがとうございます(＞＜)なかなか更新できてなくてほんとすいません。。頑張ります！ (2018年9月15日 6時) (
レス) id: 0cb596753f (このIDを非表示/違反報告)
coffeepig(プロフ) - このお話最近読み始めたんですけどほんと好きです...！これからも更新頑張ってください！！ (2018年8月31日 20時) (レス) id: f378dd4fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらんぼ | 作成日時：2018年8月2日 0時
