別人 ページ16
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龍友side
龍「僕の名前は 龍友 っていうねん。
Aちゃんには りゅーくん って呼ばれてたで」
涼「僕は 涼太 っていいます。
Aには りーくん って呼ばれてたかな？」
玲「…玲於。れおくんって呼ばれてた」
メ「僕はメンディーです。めんちゃんって呼んでくれてたよ」
裕「裕太！宇宙人です！笑
Aには たーくん って呼ばれてたで〜」
僕らが一気に自己紹介したから、パニックになってるAちゃん
ふは、かわええなあ
『えーと…りゅーくん、りーくん、れおくん、めんちゃん、たーくん？であってますか？』
裕「お！正解！凄いやん！」
全員の名前を言えたAちゃんの頭を裕太くんが撫でたら
嬉しそうに微笑んだ
龍「敬語ちゃうくてええで？」
『でも…』
玲「いーよ。だって俺ら全然 歳 離れてないし」
『…じゃあ、敬語外すね』
しばらくAちゃんと話してた
ほんまはもっと喋っときたいねんけど
仕事の時間が来てもうたから、もうお別れ
龍「もう仕事戻らなあかんわ、ごめんな？」
『…また明日も来てくれる？』
涼「うん、またいっぱいお話しようね」
『うん！ばいばい！』
とびきりの笑顔で手を振ってくれてるAちゃんに
僕らも手を振り返して、病室を出た
病室の外には、まだ眠っている亜嵐くんと隼が居た
隼「A、どんな感じだった？」
メ「最初はやっぱり覚えてなくて、笑顔も見せてくれなかったけど、自己紹介した後は前みたいに笑顔だったよ。」
龍「…別人みたいやった。自分の好きな食べ物とかも、全部変わってた。」
涼「本当に何もかも、忘れてたよ。僕らとの思い出も、覚えてなかった。」
そうやって話している内に、隼の顔がどんどん曇っていった
ぼそっと隼が何かを呟いてん
龍「…隼？どうした？」
隼「…できれば、亜嵐くんに会わせたくない。
亜嵐くんに辛い思いをさせたくない。」
裕「…それはそうやな。」
隼「…亜嵐くんはAの本当のお兄ちゃんだし、前みたいに仲良くしてほしい。
…でも、これ以上亜嵐くんに傷付いてほしくないんだよ。」
隼が話してる間に、ポロポロと涙を流した
隼は、昔から亜嵐くんが大好きで
ずっと隣に居て懐いていたから
余計に、辛いんやろうな…
誰も傷つかへんように
前みたいに戻ることは無理なんやろか…
なあ、Aちゃん？
みんな前みたいに仲良くしたいねん
…戻ってきてくれ。
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さくらんぼ(プロフ) - coffeepigさん» 温かいお言葉ありがとうございます(＞＜)なかなか更新できてなくてほんとすいません。。頑張ります！ (2018年9月15日 6時) (
レス) id: 0cb596753f (このIDを非表示/違反報告)
coffeepig(プロフ) - このお話最近読み始めたんですけどほんと好きです...！これからも更新頑張ってください！！ (2018年8月31日 20時) (レス) id: f378dd4fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらんぼ | 作成日時：2018年8月2日 0時
