ありがとう ページ18
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涼太side
隼に背中を押されて、僕 片寄涼太、全力疾走してます
走りながら考えるけど、ほんまに伝えてええんかな
今せっかく隼とAちゃん、いい感じやのに
僕が伝えたら混乱せんかな、
…今そんなこと考えてもしゃーないし
伝えるだけ伝えよ、後悔なんてしたくないから
涼「＿Aちゃん！！」
『え、りーくん？そんなに走ってきてどうしたの？』
涼「っは…どうしても、伝えたい事があって」
『ん？うん、』
身長差があるから、自然と上目遣いになるんやけど
正直理性が持たへんくなるから辞めてほしい…
どこが好きとか、何が好きとかわからんけど
この小さな手も、横顔も、僕の名前呼ぶ声も
全部 大好きで、愛おしい
誰の事を見ててもいい
僕の事を見ててほしいなんて言わないから
だからせめて、君の隣で
君の事を想わせて
こんなことは口に出して言わへんから
これだけは伝えるよ
涼「…Aちゃんの事が大好き。」
そう伝えて、Aちゃんの頭を撫でた
Aちゃんが僕の手を握った
顔を覗き込んだら、涙目になってて焦ったけど
でもそれでもちゃんと僕の目を見て
『…好きになってくれて、ありがとう』
って伝えてくれた
それだけで嬉しいんだよ
初めて本気で好きになったのが
Aちゃんで良かった
君のおかげで強くなれた
今だって、ちゃんと僕の気持ちに向き合おうとしてくれてる
それだけで、もう幸せだよ
ありがとう、隼
…もう少しだけ、隼の背中を押させろよ？
涼「…もう、自分の想いに正直になってみたら？」
『…今の私じゃ、はーくんに失礼なんだよ。はーくんにはもっと素敵な人がいる』
涼「…隼の気持ちは無視するん？そんなん、自分の事だけしか考えてへんやん」
『っちが、』
涼「違うんやったら、ちゃんと隼と向き合い。ただ逃げてるだけ。そっちの方が隼に失礼やと思うで？あんなに一生懸命 想いを伝えてくれてんのに、」
『…わかってるよ、でも、』
涼「でもは無し。今日も仕事はやく終わらせてあげるから。ちゃんと隼と話し合いなよ？」
『…りーくん、ありがとう』
涼「いえいえ。ほら、はやく帰ろう？」
ほら、って手を差し伸べた
戸惑ってるAちゃんに
これが最後だから、って伝えたら
ぎゅって手を握ってくれた
君といるだけで幸せでした
ありがとう、僕の好きな人
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moka(プロフ) - この作品大好きです！次の更新も楽しみにしてます！早く隼とくっついてほしいなぁ、、、 (2018年7月5日 22時) (
レス) id: 98d3621a2d (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です (2018年6月15日 23時) (レス) id: 15d88f7159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらんぼ | 作成日時：2018年6月15日 19時
