マーガレット.２【 隼×翔 】

行こう？ ページ14

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Aside



みんなで会社に行っていつも通り仕事をこなした
今日はみんな頑張ったのかわかんないけど
仕事がいつもよりもだいぶ早く終わったから
ちょっとだけ楽屋でみんなでダラダラしてたら
急にはーくんが凄いことを言い出したの




隼「A！デートしよう！」


『え、』


「「…はあ！？」」


隼「え？笑」




もう他のメンバーの顔がおかしくて、笑

お兄ちゃんと りーくんは大きく口を開けてるし
りゅーくんと たーくんは大爆笑してるし
メンちゃんは一人でニヤニヤしてるし
玲於くんは はーくんに抱き着きにいってるし、笑


…のはいいんだけど、デート？
でーと？ん？
今更になって思ったけど
あの人すごいこと言ってない！？




『ちょ、っと待ってね？はーくん？デートってなに？』


隼「そのまんまの意味。一緒にお出かけしよう！」


『あ、そうゆうこと？いいよ、行こう！』




そう言った途端に ぱあって笑顔になって
その笑顔を見て私も笑ったら
他のメンバーは拍手してたの笑



玲「隼…お前いつの間にそんな積極的になったんだよ…俺すげえ嬉しいよ…」


裕「俺らの弟がAちゃんに取られる…」




みんなが騒いでる間に
お兄ちゃんが後ろから私の事を抱き締めてきたの笑
寂しいのかな？笑

お兄ちゃんの方を向くように体をよじったら
なんか目が潤ってたの
まさか、泣いてる？笑




『お兄ちゃん泣いてるの？笑』


亜「…俺のAが隼に取られるなんて、」


『いや別にお兄ちゃんのものじゃないし。笑
てか、お兄ちゃんから離れないよ、私は。』


亜「…A〜！」


『はいはい、笑』




泣きながらぎゅーって強く抱き締めてきたの
可愛いところあるなあ、笑


てか取られるって何？私まだ付き合ってないよ笑
…まだ？
私どうした？まだって何を考えてるんだろう
…ほんとに私、はーくんのこと…

だめだめ、考えちゃダメだ
今の私じゃダメなんだよ
こんなに純粋に私の事を好きでいてくれてる人に
今のままの私じゃダメ
きっとはーくんがダメになる




お兄ちゃんを抱き締めてる腕の力を抜いたら
それに気付いたのかわかんないけど
私の耳元で小さくこう呟いたの

もう自分の気持ちに嘘つかなくてもいいんじゃない？って
…わかってる、でもそれでも自信が無いの
また、翔吾くんみたいに傷付けてしまうんじゃないかって




私、本当にどうしたらいいんだろう





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