ベビーブーム5(完結) ページ6
「もうAったら、旦那様を置いて自分だけ上がって行ってしまうなんて」
メイドから叔母に戻ったマルゴーが呆れた様に呟く。
そんな彼女を気にさせまいと、ホメロスは宥める様に言った。
「良い。私も可愛い息子の顔を見に行くとしよう」
マルゴーを下がらせてAの後を追う。
だが内心、今まで妻を独り占めできていたのが今後そうできなくなるであろう事に対し、複雑な気持ちはあった。
息子エリオスの事は勿論愛している。
しかしそれ以上にAが愛おしい。
今は我が子最優先でいい。
「だが、もう少し落ち着いたら、お前の母を独り占めさせてもらうぞ、エリオス」
誰にも聞き取れない声量でそう呟くと、ホメロスも妻と息子がいるであろう部屋へ歩みを進めて行ったのだった。
後書き
夢主に続いて、マルティナ女王夫妻の子供も登場しました。
2人に似て腕っぷしが強くなるのかそれとも……?
筆者自身もどうなるのか未知数です(笑)
因みにホメロスの「壁を蹴り壊す」は、4が発祥です(笑)
R4.8.13
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遠山すずか(プロフ) - リスタさん» リスタ様、コメント有難うございます!当小説を読んで頂けてとても嬉しいです^_^不定期ですがこれからも更新頑張ります。 (2022年9月7日 10時) (レス) id: 370e3ef134 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - 初コメ失礼します!ほとんど見ました!面白いです♪ (2022年9月6日 23時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遠山すずか | 作成日時:2022年8月13日 3時