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久しぶりの再会 ページ35

Aside




あっくんの家のキッチンで料理を温めていると、ガチャガチャと鍵を開ける音がした。

あっくんが帰ってきた!

お出迎えに行こうと、火を止めて玄関の方に行く。





ガチャ

『あっくん!おかえり!』

京己「A!?ただいまーー!!!」


はじめびっくりしてたみたいだったけど、ただいまって言いながら私の方になだれ込んでくる。


京己「エプロン姿でおかえりって迎えてくれんのやばい。幸せ。」

そう言って私を優しく抱きしめる

『そんなに?笑』

京己「まじで幸せ。これだけでいくらでも頑張れる。」

『じゃあ何回でも出迎える笑』

そう言ってあっくんの背中に回した手を、上下に動かして背中を撫でる

『広島戦お疲れ様。中継見てたよ』

京己「まじ?どうやった?」

やっと体を離してくれて、まっすぐに私の目を見て聞く

『凄かった。さすがだね!めっちゃカッコよかったよ』


あっくんと付き合い出して私は本当に変わった。初めて出来た彼氏で、初めは手を繋ぐのもハグをするのも恥ずかしかったのに
たった1,2年でこんなに変わった。きっと昔の自分ならカッコイイなんて簡単には言えなかった。




今の自分が素直に思ってることを伝えられるのは、私以上にあっくんも私に「かわいい」や「好き」って伝えてくれるからだろう。
初めは恥ずかしすぎて心臓が止まって死ぬかと思ったけど、以外と慣れるもので今となっては命の危機は感じない。


ただただ嬉しくて、あっくんのこの言葉だけでどんな不調も乗り越えられる気がする。実際に半年くらい前にスランプに落ち込んで何をやってもダメだった時期があったけど、あっくんと電話したら、今までの不調は何だったのかと思うくらいに回復して、大会で優勝できた。







『あっ、そうだ。お腹空いてるよね?すぐ準備するね!』

京己「ありがと!まだかかる?」

『んー10分くらいかな?』

京己「了解!とりあえず遠征で着たやつとか洗濯するけど、なんか洗濯物あったら一緒に回すよ?」

『あ、じゃあトレーニング用のTシャツとズボン洗濯機の前置いてるからお願い出来る?』

京己「おっけ。了解!」



付き合って分かったことがある。それは、あっくんは女子力がめちゃめちゃ高いってこと。部屋は片付けられてて綺麗だし、ホコリもほとんど無い。洗濯も料理も1人前にこなせる。

たまに私の方が負けているのではないかと心配になるほど。
湯浅京己恐るべし……………。

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いちご(プロフ) - 続き楽しみです! (2023年3月23日 19時) (レス) @page13 id: e02ec1dba7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあちゃ | 作成日時:2023年3月22日 16時

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