双子ちゃんの恋【終】 ページ35
目の前で和が大粒の涙を流して、子供みたいに泣いてる。
綺麗だな………
J「和、もう泣き止んで？」
N「…うぅ、でもっ」
泣き止む気配が全くない和に、優しくキスを落としてく。
泣いてて呼吸が上手く出来てないみたいだから、深くのはしないで、短いキスを何度も落としてく。
次第に呼吸が整ってきて嗚咽は止んで、ただ甘い声が脳内に響く。
もっと深くしていけば、いつも以上に和が応えてくれるのが伝わってくる。
さっきプロポーズしたばっかりで、まだ幸せ気分に浸りたいけど………
最近ご無沙汰だったから良いよね？
キスを止めて和を抱き上げて、ベッドに移動する。
いつもみたいに抵抗しないから、すっげー運びやすいな。
ベッドに和を優しく下ろすと、
N「潤くん、ありがとう」
真っ赤になった目で俺を見つめながら、めちゃくちゃ可愛く呟く。
N「ホントに嬉しい…今、幸せ過ぎて怖いよ」
J「うん、俺も怖いくらい幸せだよ」
そう言って、和の左手をとった。
キラキラと薬指で輝く、俺と同じ指輪。
J「ふふ、これでもう悪い虫寄ってこないな」
N「潤くんも、もう絶対俺だけのものだね」
J「そうだよ、絶対俺は和だけのもの。…和は？」
N「俺も絶対潤くんだけのものだよ。もう一生」
和は本当に幸せそうに微笑む。
プロポーズして本当に良かったな……
和のこんなに可愛い顔見れたし。
何より、安心させられたみたいで良かった……
N「潤くん、愛してる。大好き。もう可笑しいくらい潤くんが好きだよ」
普段あんまり言ってくれないのに……
これもプロポーズのおかげかな…？
J「俺も和のこと可笑しいくらい愛してるよ」
ふふって、和があまりにも幸せそうに、嬉しそうに笑うもんだから、
なんだか泣きそうになった。
「双子」
それは、正真正銘家族であり、絶対に恋をしてはいけない人物。
だけど俺らは、双子の兄弟に恋をした。
最初は小さかった恋心も、年を重ねるごとに大きくなっていった。
もう今では、無くてはならない存在になった。
世界で、宇宙で一番大切で、愛しくて、守りたくて、誰にも渡したくなくて、大好きだ。
だからきっと、俺ら双子は、
J「和、愛してる。絶対俺から離れんなよ？」
N「ふふ、俺も愛してるよ。絶対離れません」
互いに恋をし続けるんだ。
fin
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舞 - むちゃくちゃ良かったです！末ズが尊い! (2020年11月5日 22時) (
レス) id: 5b037315ff (このIDを非表示/違反報告)
マユイ(プロフ) - コメントありがとうございます！続編、ですか……わ、わかりました。書きます！！まあ、山は凄く自信が無いのですが、頑張ってみようと思います('◇')ゞ近日中に書きたいと思っているので、その際にはぜひ見てやって下さい(｡-人-｡) (2017年8月11日 11時) (レス) id: 5fcc7d1aa6 (このIDを非表示/違反報告)
5Rainbow(プロフ) - マユイさん» この続編で山コンビのその後を書いて欲しいです！ (2017年8月10日 17時) (レス) id: 1479d28aeb (このIDを非表示/違反報告)
マユイ(プロフ) - かなちゃんさん» 毎度コメントありがとうございます！ついにパート２！これからの和と潤はどうなるのか…？まぁ、何となく分かりますよね笑どうせヤるんでしょ←こうやってコメント頂けると、私の小説読んでくれてんだなぁ…と嬉しくなります。これからも末永くお願いします(≧▽≦) (2017年6月26日 19時) (レス) id: 5fcc7d1aa6 (このIDを非表示/違反報告)
かなちゃん - PART2おめでとうございます！凄く嬉しいです！何だかこれから潤くんと和の関係が深まっていきそうですね！色んな意味でw健気な和可愛い！！ (2017年6月22日 20時) (レス) id: b08686c6dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マユイ | 作成日時：2017年6月18日 14時
