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とある組織を全滅させたその帰り道。
俺はボロボロの少女らしき奴を見つけた。
ソイツは身体が汚れていて、衣類をまとっているかも怪しいぐらい洋服は破れ、目も虚ろで何処を見ているのかわからない。
微かに呼吸をしている音が伝わった。
俺はその少女の身と首領のことを考え自身の家へ連れて帰った。
「(それにしても、こんな薄暗い路地裏に何で幼そうな奴が居たんだ…………)」
家につき、少女をベッドに眠らせ、自分は報告書を提出してからソファで眠りについた。
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『………んっ……………ふぁ〜。…………ん?此処は何処?』
目が覚めると其処は見覚えのない部屋だった。
ギシッとベッドのスプリング音が部屋に響く。
『(あれ?ベッドの上?……………知らない人の匂いがする。)』
自身の体を見ると とても汚れていて、衣類も着ているのか判断できない。
『(このままだとこのベッドが汚れる!?どかなきゃ!)』
また、ギシッとベッドのスプリング音が部屋に響くと同時にトンっと床に足がつく音もした。
するとドアが開き知らない男が入ってきた。
「起きたか。手前ェ、風呂に入ってこい。そのままいられると俺が困る。着替えは風呂場に置いてあるから。」
その男の声は何処かで聞いたことのある声で、容姿も何処かで見た気がした。だが、男の言葉通り私はお風呂に行かなければならない。
『えぇ、ありがとう。有り難く使わせて頂くわ。』
「それと、手前ェが今着てる服は汚いから捨てるな。」
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お風呂で体の汚れを落としていく。
すると露わになる白っぽい肌と紅色の痣。
それを見て思い出した。
昨晩なぜ路地裏に居たのかを………。
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吐血→貧血(プロフ) - わさびさん» コメントありがとうございます!ただでさえお勉強が出来ないので………。更新もゆっくりと頑張ります! (2016年7月29日 19時) (レス) id: 00cf988f9d (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - こんばんは。更新は大変だと思いますが、ゆっくりと。吐血→貧血様のお手隙にしていただければ嬉しいです。 (2016年7月29日 19時) (レス) id: 6ff9dc1504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:吐血→貧血 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年7月29日 11時