WESTん家

morning ページ9

淳太side



聞き慣れた機械音が遠くから聞こえ、重い瞼を無理やり開くと、視界いっぱいに照史の顔。




照｢あ、起きた｣



淳「……おきた｣



照｢…おはよ、淳太くん｣



淳｢ん、おはよ｣



起きてるなら目覚まし時計止めろやって結婚当初は思ってたけど、照史いわく少しでも長く俺の寝顔を見つめていたいらしい。



気持ちは分からなくもないから仕方なく許していたらそれが日常の一部となった。



照｢…まだ5時やし、コーヒーか紅茶飲みながらのんびりしようよ｣



淳｢ええね、照史はコーヒー？｣



照｢んー、今日は紅茶にするわ｣



淳｢おっけー。俺お湯沸かしちゃうから先に顔洗ってきてええよ｣



照｢ん、順番こね｣



毎朝子供を起こすまでは二人の時間。その時間が楽しみで毎朝起きれるのもあるんだろうな。

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