WESTん家

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なんて考えてるうちにともくんはもう一度畳み終えてて。


智「ふぅーッ…できたのぉ」


達成感に満ち溢れた顔で洗濯物を眺めるともくん。



淳「お、もう一回やってくれたん？？凄いなぁ！偉いなぁ！」

智「んふふ、笑」



お、機嫌直ったかな。



望「あーぁー！！ぅぁぁ！！」



こっちは機嫌めちゃくちゃ悪いけど。笑



まず、洗濯物を片付けちゃってのんちゃん落ち着かせるか。いや、のんちゃんは…。



淳「のんちゃん、これおもちゃばこにないないしてきてくれない？？」

望「や！！」

淳「あれ、のんちゃんおてつだいできない子なの？？？」

望「…できぅ！！」

淳「よし！！じゃあおねがいね！」


大切そうにおもちゃを持って子供部屋に走っていくのんちゃん。


よし。これでタオルを片付けて…。



大「なにしとん！！！」

智「ともくん、たたんだの！」

崇「わ！うまいねぇ！てんさいやねぇ！」




おぉ…。うるさいのが来た。



なんだろう。嫌な予感がする。



5人育ててる俺の勘が言ってる。



大「えー？おれのほうがうまいよ！！」

流「おれも、おれもっ」

崇「あぁ！！」


せっかく畳んだともくんのタオルは大毅と流星の手によって再び違う姿に。



遅生まれでほぼ2歳差のともくんよりも2人の方がそりゃあ上手いけども。



智「ふぇｯ…っ、ﾋｯｸ…」



そりゃあそうなるよな。笑



別に2人も悪気があったわけじゃないんだろうけど、これはちょっとあかんなぁ。


崇裕はパニックてオロオロしてるし、大毅と流星はなんで泣いたかわかってないからびっくりしてる。


ともくんは上手く言葉にできないみたいで、うずくまって心閉ざしモード。



ともくんの心閉ざしモードは桐山家の名物。



こうなるともう名前の通り心を閉ざしちゃってるから、何を言っても聞きませんモード。



流「ともく、ごめんね、」

大「ごめんね？？」

淳「ともくん、ほら、謝ってるよ」

智「………」



あーあ。もう何も聞こえてないみたい。笑




大毅と流星は崇裕に任せて、隠し技使うか。

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