WESTん家

出張 ページ18

(※性描写を多く含みます)


淳太side


「ふうっ…」



辛いヒートを乗り越え、ようやく体を動かせるようになった。



最近抑制剤を飲まずに済んでるけど、ヒート時の辛さが変わることはない。



｢手伝うで。」

「ありがとう。でももう終わるからええよ」



子供を寝かし終えて、残りは洗い物だけだったから断ったんだけど、気づけばソファーに座らされていた。



「ええのに、」

「やりたいだけやからさ。」

「……ありがとうね」




『結婚して時間が経つと家事を手伝わなくなった』
『普段子供の面倒を見ないくせに、楽しいところばかりやる。』
『愛情表現をしなくなった。』
『欲求不満の解消にしか使わなくなった。』
『欲求不満にすら使ってくれなくなった。』



結婚してからの悩みを色々見たり聞いたりしていたから、正直めちゃくちゃ不安抱えてた。



抱えてたというか今も抱えてるんだけど。



でもその不安をかき消すように照史は家庭に協力的。



家事は日に日に上達してて、認めたくないけど俺より上手い。



子供の面倒だって、俺が他のことをしてたら何かしら見つけてやっといてくれる。



気遣いだって人の何倍もあるし、人当たりもいい。



仕事も出来るから給料だって大分いい。



愛情表現も行為の頻度も変わらず沢山してくれるし、子供のことも俺の事も平等に愛してくれているのが伝わる。



こんなに幸せでいいのかな。なんて思ったけど、俺だって幸せを与えてるもんね！！

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