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私の情報は ページ5
ぎしっ。
そう鈍い音をベッドが立てた。
私が横たわっていたのは
枕と質素な敷布団の上。
状態を起こすと、少しずつ状況が飲み込めてきた。
動かすとギチギチ痛む首は、暫くの間動いてなかったらしい。
それでも何とか眼球をぎょろりと動かして
どうにか、その空間の情報だけは把握できた。
ここは病院だ。
そして、ここには私以外誰もいない。
幼少期、よく喘息の発作で入院をしていた私にとっては
さほどおかしなことではなかった。
また倒れたのか。
小さい溜め息と共に、ふとあの子の顔が浮かんだ。
そういえば、私が倒れたとき
大体が、あの子と。ゆうと一緒だった気がする。
とりあえず。
ゆうに会いたい。
動きたくない、と重たい体の中で
意外にも冴えてる頭と
ゆらゆら暴れる心が遊んでいた気がした。
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リリアンナ - 続きが気になります！ (2016年8月13日 10時) (
レス) id: 309cac1e7d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ@りんご飴(プロフ) - 凄く引き込まれる文体で、気付いたら全部読んじゃってました。更新頑張ってください！ (2016年2月4日 10時) (レス) id: 358807b83b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ。 | 作成日時：2016年1月23日 16時
