末澤くんは、意外と。 ページ12
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私は一人、教室に行った。
球技大会だし、もちろん誰もいない。
あぁーあ、帰りたいなあ……
ｸｯｼｭﾝ……！！
「つめたっ……」
冷たい風が窓から差し込んできて余計に寒い。
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「あ、おった……」
「…す、えざわくん…」
「とりあえず、着替えた方がええんちゃう？これ保健室で借りてきたから」
「……ありがとっ……」
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着替え終わった後、末澤くんと何故か二人で教室で話すことになった。
……末澤くんは、相変わらず何も言わずに机に突っ伏して寝てる。
「……あのさ、末澤くん」
「ん…？なに？」
「……何もかもありがとう。さっき助けてくれたのも、、着替えも……」
「……ん」
「……末澤くんって何か好きな物ある？食べ物とか……」
「……ぃち..g」
「え？？」
なんかボソボソ言うから聞こえなかった。
「イチゴ、、」
「えっ？イチゴ？！(笑)」
「……なんやねん、その反応」
「...プッ(笑) ……ほんとおもしろいっ(笑)……今度持ってくるね？」
「え？」
「今日のお礼」
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恥ずかしそうにしてまた笑う末澤くんが、可愛いと思った。
……怖いようで実は可愛いとこもあったり、冷たそうに見えて実は優しかったり……
末澤くんは、ギャップがある人だな。
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ワイパー(プロフ) - はじめまして！誠也くんかっこよすぎてドキドキしてます！ (2020年4月24日 0時) (
レス) id: c96a99fffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2020年3月24日 2時
