高鳴る努力1 ページ21
ー次の日
『何だか今日はボロボロだね。理事長に教えてもらっているのかい?』
入間「ううん、オペラさんに教えてもらってるんだぁ!」
『オペラさんか!なるほど、たしかに彼なら理事長みたいに君を甘やかしたりしなさそうだ。いい先生だね』
アズ「お疲れ様です入間様!」
僕たちが話しているとアリスが両手に料理を持ってやってきた。その後ろには同じく料理をたくさん抱えたクララが控えている
入間「ありがとう!お腹ペコペコだったんだ…」
『たくさん運動した後は肉をよく食べるといいよ。今の入間の筋肉はおそらくボロボロだろうからね。』
入間「うん(モグモグ」
『あっ言うまでもなかったね(笑)』
入間は自分の体重よりも多そうな量の料理を口いっぱいに入れて美味しそうに頬を綻ばせている
アズ「入間様、その手はどうなされたのですか!?」
入間「うん!ようやく手に当たるようになってきたんだぁ!前はかすりもしなかったんだよ!」
入間は心底嬉しそうに片手をアリスに見せながら笑っている。
入間「もう少しだと思うんだけど…あとね!オペラさんの機嫌なら少し分かるようになった!」
機嫌が良いときは耳がたってて普通のときは下るんだよ!と力説してくる入間にアリスたちは若干ポカンとしている。
『ということは僕と会ったときは機嫌が良かったのか?あーでもずっと耳が立ってたわけじゃなかったな…(ボソッ』
入間「ん?なんか言った??」
いつの間にかご飯を食べ終わった入間はボールを片手に首を傾げてこちらを見ている。
そんな入間に何でもないと首を横に振りながら答えるとそっか、と言ってまたボールを触り始めた。
クララ「入間ちすごいねー悪魔は飽きっぽいのに〜」
アズ「あぁ入間様は変わっておられる(微笑)」
『あぁそうだね』
入間「さっ、練習練習!一緒に行こう?」
クララ「おーー!!」
アズ「いえ、その前に手当を!!」
人間でもここまで根気強く物事と向き合える人は珍しいよという言葉は僕の胸の奥にしまっておくことにした
入間「レイカー!レイカも行く??」
『あぁ!もちろん!!』
僕には友達と呼べる人が少ない。マフィアで育ってきた僕には汚い部分がよく見えてしまう。だから友達、というか人とあまり親密に関わろうとしてこなかった。すでに太宰、安吾、織田作といった友達がいたというのも大きいが僕は特段、人が好きな訳ではなかった
でも入間。
君の隣にいるのはとても心地良いよ。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください!楽しみにしてます! (2023年3月1日 3時) (レス) @page28 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
あざらし(プロフ) - みぃちゃんさん» ありがとうございます!最近いろいろ忙しいのですががんばりますね! (2021年12月12日 13時) (レス) id: 101d3ba49f (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください! (2021年12月1日 16時) (レス) @page28 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - あざらしさん» アメリです!!推しだからガチ嬉しい (2021年8月19日 14時) (レス) id: 59c0caef7c (このIDを非表示/違反報告)
あざらし(プロフ) - 通りすがりの鈴木さん» 鈴木さん!!またコメントもらえて嬉しいです!前回は1年前くらいですかね(笑)全然話進んでないですけど楽しんでもらえてよかったです…!私も織田作推しなので早く織田作出したいです!!夏休み編にも出す予定なので気長に待っててもらえると嬉しいです! (2021年8月19日 10時) (レス) id: 101d3ba49f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザラシ | 作成日時:2020年5月16日 17時