僕の居場所 ページ35
ー続き
アメリ「あの件についてはお父様から聞いた。すまなかった…ずっと謝ろうと思っていた。あの時レイカは私を守ろうとしてくれたのに…賊を倒して戻ってきた血まみれのお前を見て怖くなってしまった。守ってくれたお前に恐怖を抱いてしまった…本当にすまなかった…」
姉さんは座っていた椅子から立ち上がり、私に頭を下げた
アメリ「あの時からだいぶたっていて何をいまさらと思ってくれていい！それでも今私は謝らなければならない！本当にすまなかった…そしてあの時守ってくれてありがとう…」
その言葉はあの時ショックを受けた自分にとても響く言葉だった
そして姉さんは勢いよく顔を上げまっすぐ私を見て言った
アメリ「私は気持ち悪いだなんて思わない！お前は寝ているときに泣いていた。何故かは知らない。でもたとえレイカが何を抱えてようと…本当は血がつながっていなかったとしても私にとっての妹はレイカだけだ！」
『っ！？』
姉さんは僕のことを嫌いだなんて思っていなかった
もしかしたら僕は生まれ変わった自分をこの世界の住人とは違う人間だと心のどこかで思っていたのかもしれない
姉さんの言葉が嬉しくて泣きそうになっていると姉さんは僕にぎゅうっと抱きついてきた
アメリ「レイカは私の事を姉とは思ってくれていないかもしれないが私にとってレイカは大切な妹だそれに…」
気づけば目から暖かいものが出ていた
『もっもういいです…恥ずかしいですから…』
僕も姉さんを抱きしめ返す
『これで仲直りですよ…』
アメリ「本当か！？」パアァ
僕は涙をぬぐって姉さんに向き直る
アメリ「で、では私にも敬語を抜いて話してほしい。敬語は少し寂しかったんだ」
『そんなことを言ったら姉さんもじゃないですか』
アメリ「私のはもう癖みたいなものなんだ。だからいいだろ？」
姉さんは頭から猫耳がはえているはずなのに後ろに犬のしっぽが見えるような顔でこちらを見てきた
『うっ…仕方ないな…』
可愛いものに罪はない…でもその目は反則だ…
『姉さん…ありがとう』ボソッ
アメリ「あぁ！こうしてまた仲良くなれて私も嬉しいぞ」
『あっもうこんな時間か…姉さん夕食はもう食べた？』
アメリ「ん？そういえばお父様が夕食にすると言っていたな…お父様は先に行っていると言っていたな…」
『姉さん…それ…いつの話ですか…？』
アメリ「……2時間程前だな…」
『「あ」』
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アザラシ(プロフ) - 姉御だなんて照れますね…私はコメントをくれるだけでとても嬉しいので一つ一つ返してもそんなに大変じゃありませんよ！！更新も遅い駄目な作者なのに読んでいただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年5月14日 13時) (
レス) id: 73b95deff3 (このIDを非表示/違反報告)
えねみぃだぜ☆ - 織田作のシュンがたまらない！！あー可愛い…やっぱり織田作は最強だな☆あっただの呟きなのでスルーしていただいても結構です！アザラシさん、毎回コメントを一人一人丁寧に返していてびっくりです！尊敬します！姉御！！(あれ？女性の方でしたよね？違ったらどうしよ) (2020年5月13日 18時) (レス) id: cedeb44ccd (このIDを非表示/違反報告)
1283 - アザラシさん» 大丈夫ですよ！直していただきありがとうございます！更新大変だと思いますが頑張ってください！楽しみにしてます！でも無理はしないでくださいね？ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 5b90b25417 (このIDを非表示/違反報告)
アザラシ(プロフ) - 1283さん» え、ほんとだ！？本当にすみません！！お名前を間違えてしまうなんて…すぐ直します！！更新も頑張ります！ (2020年5月11日 16時) (レス) id: 73b95deff3 (このIDを非表示/違反報告)
アザラシ(プロフ) - 神音（かぐね)さん» 最高なんて言ってもらえて嬉しいです！！体にも気を付けます（笑）まあほとんど家にこもってるので逆に運動不足が心配なんですけどねw更新も頑張ります！ (2020年5月11日 16時) (レス) id: 73b95deff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アザラシ | 作成日時：2020年3月11日 21時
