アメリ会長の妹は前世持ち！？第1章【文スト】【入間くん】

姉と妹 ページ34

ー夢主side


目覚めるとまず白い天井が視界に入った


ここは自分の部屋だな…


熱は引いていたが少し身体が重い


そっか…僕倒れたんだっけ
僕も衰えたなぁ明日からまた鍛えなおそう


ねぇ


『織田作…僕は』


君との約束守れただろうか…


ガチャッ


アメリ「！？良かった目が覚めたんだな」


姉さんは驚いたような嬉しそうな顔をすると手に持っていた氷をもう必要ないと判断したのか隣のテーブルに置いた


『はい、姉さんが看病してくれたのですか？』


アメリ「ああ、先生から倒れたと聞いたときはさすがに焦ったぞ…」


『そ、それは…心配をおかけしてすみません…』


アメリ「気にする必要はない。家族なのだから少しくらい面倒を押し付けてもいいのだぞ？」


『姉さんに迷惑はお掛けしないようにしていたのですが…』


アメリ「そういえばお前が熱を出すのはこれで3回目だな…前にも言っただろう？お前は少し体が弱いんだ。あまり無理をしないように！それと…敬語だって昔はなかっただろう…？」


なぜ…


『なぜ姉さんは僕のことをそんなに気にするのです？』


アメリ「なぜって…それはレイカが私の妹だからだ」


『妹だからって気にしていただかなくても結構ですよ』


僕は妹と言っても所詮なかの人格は森華蓮なのだから


『僕は…気持ちが悪いでしょう？覚えていますか？僕は5歳のときにある日突然大人なびた言動になったり一人称が僕になったり…極めつけは姉さんと誘拐されたときに犯人を逆にボコボコにしたことです。それも…家系能力とは違う能力で。』


気持ちが悪いだろうなんせまだ5歳なのだから

想像してほしい、5歳の子が犯人を欺き、逆に犯人がやられてしまったのだ。それも瀕死で見つかった。

そりゃあ気持ち悪いだろう

しかも今までとは雰囲気が違う状態で帰ってきた

姉さんは僕が犯人をボコボコにしたときに僕が姉さんに手を差し伸べ大丈夫だった？と聞いたときに僕に向けた目は恐怖、軽蔑の目だった

そして周りの人が疑うのは本当にアザゼル家の子供なのかということだ

出産には父が立ち会っていたため見た目は同じだと分かった

ではすり替えたのでは？という疑問に変わる

でもそれも違うと分かったなぜなら私はアザゼル家の家系能力、ロマンチスタが使えたからだ

そしてこれが僕が実の娘だという何よりの証拠になった

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