ふたつの結末 Nozomu/Ryusei 2

#051 ページ6

中間「このお店でいいですか？」




と中間さんが指したのは



ごく普通の居酒屋さん




中間さんのことやから高級なお店とかやと思って変に緊張してたけど、


こっちのほうが落ち着くし話しやすい


A「全然大丈夫です！入りましょう！」





中間さんとの食事は想像よりもずっと楽しくて


中間さんの部署のお話も沢山きけて


今日はいい日なったな〜



お会計で

私が財布を出すと


中間さん「あ、僕だしときますよ」


A「いやいや、そんなのだめですよ！
わたしも出しますって！」


てなやりとりをしばらく繰り返して



結局私が折れて中間さんが払ってくれることに



A「このかりはいつか必ず...」



中間「じゃあ、またご飯誘ってもいいですか？今日とっても楽しかったので。」


A「もちろんです！またぜひ！」


中間「じゃあ、ここで。」




中間さんとお店で別れて





駅まで歩く





ここら辺ってだいぶ暗いねんな〜




あんまりこやんからちょっと怖いな....









コツコツコツ









え....誰かついてきてる？








コツコツコツコツ








なんかだんだん近づいてきてるねんけど





コツコツコツコツコツ





どんどん音が近づいてきて




その足音の主が


私の肩を叩く




A「ひぃっ！！！やめて！！！！！」





叫んでも何も起こらんくて







ゆっくり目を開けると









見覚えのある顔









A「え、望！？なにしてんの！？」









先に帰ってたはずの望が







なんでこんなとこにおるん

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