30話 ページ32
｢全てを吸い込み塵にするブラックホール。
なるほど驚異的な個性です。
しかし13号。あなたは災害重視で活躍するヒーロー。
やはり戦闘経験は一般ヒーローに比べて半歩劣る……！｣
すると13号の後ろにワープゲートが現れた。
｢ワープゲートっ……！｣
やばいっ！このままじゃブラックホールに13号先生が……！
徐々にブラックホールに吸われていく13号。
｢や、やられたぁ…！｣
｢先生ｯ!!｣
そんなっ…！
｢…っ飯田！走れって！｣
｢っ…！
うぉぉおおおおおおおっ！！｣
走り出した飯田に立ちはだかるワープゲート。
『っ…！』
だが障子がワープゲートを腕で包み阻止した。
『ナイスっ！』
また走り出す飯田だが
｢猪口才なっ！｣
黒い霧は飯田の方に向かい脱出を阻止しようとする。
｢『……っ！？』｣
『お茶子…見えたアルカ』
｢うん…理屈は分からへんけど……！｣
『行けるアルカ!?』
｢うんっ！やるよっ私！｣
飯田に追いついた黒い霧は脱出を阻止しようとした時。
ーﾋﾟｶｧﾝｯ!ー
黒い霧が浮き上がった。
｢理屈は知らんへんけど……っ！
こんなん着とるなら、実態あるってことなんじゃないかなぁっ！？
行けえっ！飯田くんっ！
任せたよｯ!!Aちゃんっ！｣
『任せるヨロシっ！はぁぁああっ！！』
ーﾄﾞｶﾞｧｧｱｱﾝｯ!!ー
やった…！これで応援を呼べるっ！
『よし。お茶子っ！
私は銀ちゃんたちを探しに行くアル！
なるべく隠れてるヨロシ！』
｢えぇっ！？でもそれじゃあAちゃんが危ないよっ！｣
『大丈夫ヨ！それに、やられっ放しじゃ護衛の意味がないネ！
でもやっぱりどこかに飛ばされてしまった銀ちゃんたちが心配ヨ。
早く探さなきゃっ______ 』
｢その必要はないヨ？｣
『？…ｯ!!
みんなっ！早く逃げっ…』
ーﾄﾞｶﾞｧｧｱｱﾝｯー
『ｶﾞﾊｯ!!』
｢Aちゃんっ!!!!｣
『なんでここにお前がっ!!!
＿＿＿＿＿神威ｯ!!』
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作者名：がとーしょこら | 作成日時：2019年9月7日 20時
