検索窓
今日:3 hit、昨日:40 hit、合計:192,225 hit

3 ページ44

.


街から少し離れたところに
いきなり現れた大きな建物


入り口には「万世極楽教」と大きく書かれている

恐る恐る中に入ると声を掛けられた


「新しい信者の方ですか?」

「は、はい」


こちらへどうぞ、と建物の中を進んでいくその人の背中を追う

…この人は鬼じゃない人間だ
人間を操っているのだろうか

しばらく進むと大きな襖の前へと案内される


「こちらが教祖様のお部屋になります
 まずはご挨拶を」


私は襖の前で正座をする


「教祖様、新しい信者の方がいらっしゃいました」

「どうぞ入ってもらって」

「失礼します」


襖が開かれ奥に居たのは
血が垂れた様な服に縦縞の袴を着た男

…こいつが鬼か?


「教祖様はじめまして」

「どうぞ中へ」


そう言われ立ち上がり部屋に足を踏み入れた瞬間体に纏わり付く重い空気


鬼だ


私は少し距離をとった所に座る

不死川さんが来るまで怪しまれない様にしばらく様子を見よう


「ふーん、信者ねぇ」


そう言ってこちらへゆっくり歩いて来る


「君、鬼狩りでしょ?」


耳元でそう囁かれ一気に血の気が引く
私は背中の日輪刀に手を伸ばしそのまま鬼の首目掛けて刀を振った


「おっと危ないなあ
 いきなり攻撃して来るのはやめてよ」


私の日輪刀は鬼の首をかする


「俺の名前は童磨
 君とっても可愛いね気に入ったよ
 名前はなんて言うんだい?」

「鬼殺隊、雪村A」

「Aちゃんって言うんだ
 今日はいい夜になりそうだね
 楽しもうよ」


そう言ってニヤッと笑った鬼の目
その虹色の瞳に刻まれていたのは


上弦 弐


.

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (115 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
393人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 猗窩座   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あじゅまる(プロフ) - sherryさん» コメントありがとうございます(^^)嬉しいです!今日の夜には続編更新する予定ですので待ってて下さい(*´ω`*) (2021年1月22日 16時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
sherry(プロフ) - 初めまして!めちゃくちゃ 面白くてハマてます!続編楽しみにしてます(*´∇`*) (2021年1月22日 0時) (レス) id: 4b3762cb7d (このIDを非表示/違反報告)
あじゅまる(プロフ) - 莉子さん» 莉子さんまたコメントありがとうございます(*´ω`*)嬉しいですぅ!そんな事言われちゃうと終わらせたくない気持ちになります…笑!でも書く予定のお話はまだありますのでまだ続きます!ここから先猗窩座のカッコいいシーンありますのでお楽しみに…♪( ´▽`) (2021年1月21日 20時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
あじゅまる(プロフ) - monさん» 初めまして!コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)更新頑張りますので是非最後までお付き合い下さい(*´∀`*) (2021年1月21日 20時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - あじゅまる様!更新嬉しいですぅ( ; ; )そしてめちゃくちゃ面白いです!!次で完結ですか!?寂しいです( ; ; )このお話凄く読みやすくて、毎日楽しみに更新をお待ちしているので。。!!早く続き読みたいけど終わるのは寂しいです笑猗窩座もカッコいいです。。! (2021年1月21日 19時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あじゅまる | 作成日時:2020年12月28日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。