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翌朝目を覚ますと私の手はまだ繋がれていて
杏寿郎さんは壁にもたれて眠っていた


ずっと側に居てくれたんだ
そう思うと胸がキュッと締め付けられる

絵になる様な寝顔を見つめているとピクッとまぶたが動いた


「…ん、A起きたのか」

「杏寿郎さん、おはようございます
 ずっと側にいてくれたんですね
 ありがとうございます」

「うむ。俺もAの側にいたかったからな
 体はどうだ?痛いところなどないか?」

「はい。大丈夫です」

「そうか良かった
 さっき千寿郎が朝餉の用意が出来たと言っていた
 立てるか?」


杏寿郎さんに支えられながら千寿郎くんと槇寿郎さんがいる食卓へと向かう


「Aさん怪我は大丈夫ですか?」

「うん大丈夫だよ
 ごめんね心配かけちゃって」


椅子に腰掛け、千寿郎くんが作ってくれた料理を食べていると
杏寿郎さんが口を開く


「そういえばA、昨日の鬼はどんな鬼だったのだ?」


鬼、その言葉にドキっとする

そして思い出す昨日の出来事

夢、前世、そんな話しをして果たして信じてもらえるのだろうか


「日輪刀も持ってない丸腰だったのにもかかわらず帰って来たんだ
 大したことない鬼だったんだろう」


槇寿郎さんが味噌汁を口に運びながらそう言う


「うむ!確かにそうですね父上!
 十二鬼月ではなくて良かった!」


鼓動がどんどん早くなる

言えない
前世だとしても自分が慕っていた人が鬼になってしまったなんて
言えるわけない


「A、どうかしたか?」

「…あ、いえ
 杏寿郎さんの声にびっくりして逃げて行くくらいでした
 鬼になりたてだったのかもしれないですね」




私は杏寿郎さんに嘘をついた


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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 猗窩座   
作品ジャンル:アニメ
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あじゅまる(プロフ) - sherryさん» コメントありがとうございます(^^)嬉しいです!今日の夜には続編更新する予定ですので待ってて下さい(*´ω`*) (2021年1月22日 16時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
sherry(プロフ) - 初めまして!めちゃくちゃ 面白くてハマてます!続編楽しみにしてます(*´∇`*) (2021年1月22日 0時) (レス) id: 4b3762cb7d (このIDを非表示/違反報告)
あじゅまる(プロフ) - 莉子さん» 莉子さんまたコメントありがとうございます(*´ω`*)嬉しいですぅ!そんな事言われちゃうと終わらせたくない気持ちになります…笑!でも書く予定のお話はまだありますのでまだ続きます!ここから先猗窩座のカッコいいシーンありますのでお楽しみに…♪( ´▽`) (2021年1月21日 20時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
あじゅまる(プロフ) - monさん» 初めまして!コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)更新頑張りますので是非最後までお付き合い下さい(*´∀`*) (2021年1月21日 20時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - あじゅまる様!更新嬉しいですぅ( ; ; )そしてめちゃくちゃ面白いです!!次で完結ですか!?寂しいです( ; ; )このお話凄く読みやすくて、毎日楽しみに更新をお待ちしているので。。!!早く続き読みたいけど終わるのは寂しいです笑猗窩座もカッコいいです。。! (2021年1月21日 19時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あじゅまる | 作成日時:2020年12月28日 0時

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