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鬼は振り返ったわたしの姿を見て目を見開く
「お前は…
杏寿郎と一緒に戦っていた女だな
名はなんと言ったか」
「…A」
「そうか
俺は猗窩座だ」
私はいつもの様に腰の日輪刀に手をかける
が、その手は無情にも空を斬る
ハッとした
今日は非番だから日輪刀を持っていないんだった
こんな時に鬼に会うなんて
「お前、日輪刀持ってないのか
鬼からしては絶好のご馳走のチャンスだな
だが俺はこの前も言ったが女は食わないんだ」
そう言われ少しほっとしたのも束の間
すでに目の前には猗窩座の顔
「でもお前には一度やられているからな」
そう言ってニヤリと笑う
その瞬間私の脇腹目掛けて拳が飛んできた
とっさに攻撃を避け後ろに下がる
隊服じゃないから動き辛い
日輪刀も持ってないしこちらから攻撃ができない
相手は上弦このまま逃げきれるわけもない
次々と猗窩座の拳が飛んでくるのを必死で避け続ける
この前のような血鬼術を使ってこないとはいえ
まともに攻撃をくらったら確実に死ぬ
せっかく千寿郎くんに着付けてもらった着物は汚れてしまっていた
このままではだめだ
時間の問題だ
そんな時着地に失敗し足を挫いてしまった
「…ッ！！！！！」
一瞬足を庇いかがむ
その隙のうちに猗窩座は私の顔面を狙っていた
拳が額を擦り血が吹き出す
私はよろけその場に尻餅をついた
息を切らす私の前に猗窩座はゆっくり近づきしゃがむ
「杏寿郎はどんな顔をするんだろうな
自分のせいで死ぬなんて
あの時鬼になればこんなことにはならなかったのにな」
私は猗窩座を睨みつけ顔面目掛けて自分の拳を突き出す
が、私の拳が届くことはなかった
「無駄な抵抗はやめろ
お前は今ここで死ぬ
それか鬼になるか？」
「ふざけるな
私は鬼にはならない」
「そうかじゃあ殺す」
猗窩座が抵抗する私を拘束しようと手に触れた瞬間
わたしの脳裏に勢いよく流れ込んできたのは
紛れもなくあの夢だった
「…わたし知ってる」
「あ？何を急に」
私の言葉にとどめを刺そうとしていた手を止める
その時向こう側で花火が打ち上がった
ヒュードドン
ーー私は、狛治さんがいいんです。
私と夫婦になってくれますか？
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あじゅまる(プロフ) - sherryさん» コメントありがとうございます(^^)嬉しいです！今日の夜には続編更新する予定ですので待ってて下さい(*´ω｀*) (2021年1月22日 16時) (
レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
sherry(プロフ) - 初めまして！めちゃくちゃ 面白くてハマてます！続編楽しみにしてます(*´∇｀*) (2021年1月22日 0時) (レス) id: 4b3762cb7d (このIDを非表示/違反報告)
あじゅまる(プロフ) - 莉子さん» 莉子さんまたコメントありがとうございます(*´ω｀*)嬉しいですぅ！そんな事言われちゃうと終わらせたくない気持ちになります…笑！でも書く予定のお話はまだありますのでまだ続きます！ここから先猗窩座のカッコいいシーンありますのでお楽しみに…♪( ´▽｀) (2021年1月21日 20時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
あじゅまる(プロフ) - monさん» 初めまして！コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)更新頑張りますので是非最後までお付き合い下さい(*´∀｀*) (2021年1月21日 20時) (レス) id: 0c8e0f323e (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - あじゅまる様！更新嬉しいですぅ（ ; ; ）そしてめちゃくちゃ面白いです！！次で完結ですか！？寂しいです（ ; ; ）このお話凄く読みやすくて、毎日楽しみに更新をお待ちしているので。。！！早く続き読みたいけど終わるのは寂しいです笑猗窩座もカッコいいです。。！ (2021年1月21日 19時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじゅまる | 作成日時：2020年12月28日 0時
