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31話 ページ32

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箕「また君かっ…!」


今僕達は駆け付けてきた警察官達から事情聴取を受けているところだ。

どうやら刑事さんと敦さんは面識があるよう。


なんでも、乱歩さんの依頼を手伝った時にお世話になったそうだ。
因みに僕は初対面。




箕「…まあ、その話はどうでもいい。
探偵社ならまた直ぐに解決してくれるんだろう?」


挑発気味に1枚の封筒を見せた。



敦/貴「『遺書…?』」


達筆な手書きで大きく書かれている。



箕「その手紙が仏の近くに落ちていてな。
筆跡鑑定でも本人のだと確認は取れている。
まあ、つまり今回は探偵社は用無しって訳だ。」


僕達二人は、帰った帰ったと追いやられる。


敦「一寸待ってください!僕等は旦那さんから依頼を受けてここにきたんです!
自. 殺 な訳ありません!」


敦は食い気味に反論する。


箕「依頼を受けていただけがなんだ!そんなのは証拠にならん!」


僕からも助け舟を出す。


『それはどうですかね。遺書の内容も至って単純すぎやしませんか。
それに礼儀に厳しいはずな旦那様で、封筒まで入れられているのに原文が書かれている紙がメモ用紙なのは如何ですかね…。』




“ 今までありがとう
迷惑をかけてすまない
気持ちばかりだが
これで許してくれ ”





遺書を改めて見てもらうと、少し納得してくれたようだ。
箕浦さんは他の警察官に相談しに行った。




「…Aは凄いな…。僕なんかと全然違う…。」


『親が刑事だったからね。少し引っかかっただけ。』


しかもおおよそハッタリだし、と
へらりと笑いながら答えるとますます敦は尊敬の眼差しのようなものを向ける。


『でもよく自. 殺 じゃないかもって直ぐ気付いたね。』

と聞いてみると“何となく”、との事。

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mayoshougn(プロフ) - サランラップ斎藤さん» コメントありがとうございます。これからも頑張りますので続編でも是非よろしくお願い致します! (2016年11月14日 8時) (レス) id: b4d55729d2 (このIDを非表示/違反報告)
サランラップ斎藤(プロフ) - めっちゃ面白かったです! 主人公くんのキャラもめっちゃ良かったです! 続編楽しみにしております!! (2016年11月12日 23時) (携帯から) (レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
mayoshougn(プロフ) - ♪らんらん♪さん» コメント、ご報告、ありがとうございます。修正致しました。今後気を付けますのでこれからも是非よろしくお願いします。 (2016年10月30日 5時) (レス) id: b4d55729d2 (このIDを非表示/違反報告)
♪らんらん♪ - 5話の太宰さんの一人称が「私」じゃなくて「僕」になってますよー とても面白いでので 更新頑張って下さい。 (2016年10月29日 21時) (レス) id: 67007390ca (このIDを非表示/違反報告)
mayoshougn(プロフ) - *もちもちにゃんこ*さん» コメントありがとうございます。更新頑張りますので是非これからもよろしくお願いします! (2016年10月29日 15時) (レス) id: b4d55729d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:田棚花 | 作成日時:2016年10月25日 23時

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