３７ わちゃわちゃ戦闘開始 ページ2
「っ、と、到着」
チーノに転送され、私達はそれぞれバラバラに城内へと転送された。
私のこの位置は…入り口すぐ近くの廊下だな。
昔、兄貴に連れられてよく侵入してたから覚えている。
歴史だけあるこの国は、城が無駄にデカいから、覚えるのに一苦労したなぁ。
多分だけど、この国の王が居る場所に、アルクローネはいるはずだ。
と、その時。
ロボロの能力で繋げられた全員の声が、騒がしくなってきた。
「ショウ居った！待って待って話し合おう！俺達は敵じゃないっ、てぇ！」
「どこ居んねん大先生！近い奴、誰か合流しろ！
なるべくオスマンとかの落ち着いて話せる奴に頼む！」
「俺今アルクローネと戦ってるめうー」
「なんでや！じゃあ、グル…」
「アルクローネと戦ってるゾ」
「は？」
大先生らしき声がショウを見つけたと報告しているが、それ以上に激しいトントンの声が脳内にうるさく響く。
状況を整理すると、大先生がショウを発見、グルッペンとオスマンが別々にアルクローネと戦闘中？
…どーいうことー？
アルクローネは複数人居るの？
ああ、でも、それなら教授と戦っていたアルクローネが弱かったっていうのも分かるな。
アルクローネは複数人居て、それぞれ強さが違う別人、ということなのだろう。
それを伝えるために私が声を上げようとした時。
「気をつけて！俺とゾムが戦った時、アルクローネはAに化けてきた！
誰かの姿に化けられる能力を持ってるはずやから、仲間が来ても警戒してや！」
「他の奴ら、名前と状況言ってけ！」
教授が私の知らない関西弁の口調で叫び、トントンが全員に報告を頼む。
私は廊下を走りながら、その各自の報告に集中した。
「コネシマ、アルクローネと戦闘中！」
「シャオロン、コネシマと共にアルクローネと戦闘中！」
「エーミール、雑兵と交戦中です！」
「ショッピ、ゾムと共にアルクローネ」
「ゾム、ショッピと共にアルクローネと戦闘中！」
「ひとらんらん、ロボロと合流」
「ロボロ、ひとらんと合流！」
「A、一人で移動中」
…ちょっと待って。
シャオロンはコネシマと一緒に戦ってるって報告してるのに、コネシマは一人で戦ってると報告している。
まさか…。
「シャオロン！そのコネシマ、本物！？」
「……うわぁああ！俺、ダブルアルクローネと交戦中！」
「Aが向かうわ！チーノ、転送を！」
「了解」
後方支援のチーノに頼み、私を転送してもらう。
…ダブルアルクローネって何？
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フール(プロフ) - アイウエオだよさん» 一応ピポポポのつもりです。分かりづらくてすみません…。ピポポポを使うところは話数的に自然消滅しました…。能力的には某竜依頼のパルプン○です。 (2019年4月3日 2時) (
レス) id: baf0519c25 (このIDを非表示/違反報告)
アイウエオだよ - 鬱先生の“あの能力”とは‥‥‥ (2019年4月3日 1時) (レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
フール(プロフ) - テルさん» ありがとうございます…！これから少し忙しくなるので、更新が遅くなってしまうかもしれませんが、頑張ります！ (2019年3月25日 20時) (レス) id: baf0519c25 (このIDを非表示/違反報告)
テル - 更新来た！無理せず頑張ってください！ (2019年3月25日 19時) (レス) id: ed9aff9576 (このIDを非表示/違反報告)
フール(プロフ) - d!すこすこさん» ありがとうございます！なるべく早めの更新を心がけて、頑張ります！ (2019年3月20日 14時) (レス) id: baf0519c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フール | 作成日時：2019年3月20日 12時
