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第二訓 ページ3

[夢主様side]

唐突だが、土方さんは私の良き理解者であると思う。
その理由は単純。私のマヨ愛を良く分かってくれるのだ。






実のところ、今まで私と同じ熱量…いやそれ以上で
マヨを愛している人間を見たことが無かった。
だから幕府の用命で真選組に来てから、余計驚く事になってしまった。






土方十四郎。
真選組の鬼の副長と呼ばれている男。






しかしながらその実態は、生粋のマヨラー。
周りもドン引く程の。







でも私は彼を天才だと思っている。
私はあんなに素晴らしい料理を見たことがない。







そうそれは土方スペシャル←







初めてあれを食べた時、この世にこんな美味いものがあったのか、と感動した。
と同時に、やっぱ私って世間から大分ズレてるのね、と自覚した。






何故なら土方スペシャルを美味しそうに頬張る私に土方さん以外の隊士達は、目を見張っていた。






近藤さんにはやめておいたほうがいいと忠告され、
沖田さんにはよく犬の餌なんか食えますねィと
言われ、
山崎くんからは最早言葉も出て来ていなかった。







唯一土方さんだけが、「この美味さが分かるとは、
お前ただ者じゃねえな…」
と呟いていた。







逆にこれ食えない人がいる方が驚きよ、私には←







そんなわけで今に至るわけです。
今は朝食の時間、隊士達が食堂に集まり、
お昼までのエネルギーを補充しているわけですが。






「土方さん、それ私のマヨですよ。土方さんのマヨはあっちです。」





「えっ?…ああ、すまない」





私はマヨのボトルの蓋を土方さんに見せて言った。






「もう、名前書いてあるんですからちゃんと見てから使ってくださいよ!」







私が指差した蓋には、はっきりペンで、長門Aと書いてある。







まーたみんな軽く引いてるよ。
マヨに名前書くのおかしいことじゃないよね?
ねっ!?(威圧)






「はいよ、長門、これいつもの」






ぶっきらぼうに言った土方さんが私に差し出した
のは、土方スペシャル。
あの素晴らしい料理だ。←







「土方さん、いつもありがとうございますっ!」






ビシッと敬礼しお礼を言う。
それを見た土方さんは微笑んでいたが、他のみんなは苦笑い。
なんでや。






「その犬の餌を食えるのも土方さん以外にはA
しか居ないですねィ。」






「「なんだと!?」」






朝食を頬張りながら言う沖田さんに、私と土方さんは鋭く言い返した。

第三訓→←第一訓 真選組マヨラー二人組篇



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蒼桜 - 逢威さん» はーい!ありがと!! (2018年9月27日 16時) (レス) id: 6b4203fd69 (このIDを非表示/違反報告)
逢威(プロフ) - 更新頑張れ!応援してます!! (2018年9月27日 15時) (レス) id: 2282f153bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼桜 | 作成日時:2018年9月26日 19時

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