コネシマVSシャオロン ページ7
「よっしゃ、ボコる！」
「っ、今は、アカンってぇ…！」
コネシマの目が潰れた今がチャンスだ。
俺は一気にアイツに近付き、スコップを振り上げる。
だが、予想通り、そのスコップはあっさり避けられてしまった。
まぁAに五感を奪われても戦い続けたコネシマだから、正直これぐらいは避けられるだろうなと思ったよ、うん。
だから、次の攻撃はもう用意してんねん。
俺は、光の弾を連続で放つ。
光はただの目眩まし専用の能力だと思われがちだが、攻撃に使ったらどうなるのだろう。
あまり試したこともやってみたこともないし、よく分からないな。
「っ…！？」
「どうや！」
コネシマが弾を食らった腕を押さえて、うずくまった。
どんな感じなんやろ。痛いんかな。
でも何となくキツそうだから、俺は調子に乗ってコネシマの近くへと寄り、スコップを振り上げた。
「やぁあ！」
「…？」
コネシマが俺を見上げる。
まだ目が見えていないのか。チャンスだ。
と、思ったのだが。
「うぁっ…！？」
「シャオロン、まだあまいな！」
俺の脇腹に回し蹴りが叩き込まれた。
…嘘やろ、なんでそんな正確に…？
俺の体が軽く吹き飛ばされるが、地面にスコップを立てて耐える。
その俺の背後に、コネシマが立っていた。
目が見えないのに、何で戦えるんだよ…！
迫り来るダイヤ剣を防ぐため、不人気の能力を発動させる。
ダイヤ剣が歪んで俺への攻撃は届かなくなったが、その瞬間に、足元から風が舞い上がった。
「竜巻…！？」
「分かったで！お前の倒し方！」
俺を台風の目にした竜巻が現れ、動きを封じてくる。
この真ん中を突っ切ることは無謀としか言いようがない。
不人気の能力を使えば何とかなるかもしれないが、俺が移動するのに合わせて竜巻は移動し、この目の中から逃がさないようにしてきた。
だが、能力を使わずに竜巻に触れようとすると、竜巻はそれを迎え入れるように動きを止める。
完全に、捕らえられてしまった。
ここから脱出するための方法は、不人気の能力を使わずに竜巻の外へ突っ走るしかない。
「どうする！このままやとジリ貧やで！」
「えぇ…！でも、俺が能力使ってると、お前何も出来んやろ！」
「……」
「図星やん！」
「その通りや！だからお前に選択肢はない！さっさと出ろ！」
何その言い分、酷くない？
まぁ、確かに、そうしないと俺としてもコネシマとしても何も進まない。
仕方がない、突っ込むか。
隠し弾を潜ませ、俺は地面を蹴った。
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フール(プロフ) - みらくさん» ありがとうございます！更新がしばらくできずにすいません…。 (2019年4月9日 18時) (
レス) id: baf0519c25 (このIDを非表示/違反報告)
みらく(プロフ) - 戦いかっこいい！更新これからも頑張ってください！ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 9ed50f23e7 (このIDを非表示/違反報告)
ロコ(プロフ) - フールさん» 気長に待ちますリアル優先で良いですよ (2019年3月27日 18時) (レス) id: ca6c813b86 (このIDを非表示/違反報告)
フール(プロフ) - ロコさん» リクエストありがとうございます。トントンVSロボロ、了解しました。少し時間がかかってしまうと思いますが、気長にお待ち下さい…。 (2019年3月27日 18時) (レス) id: baf0519c25 (このIDを非表示/違反報告)
ロコ(プロフ) - フールさん» 本編から来ました戦闘系の小説大好きなんですよね、この素晴らしい作品にリクエストしたいですtn×rbって出来ますか？最新スピードとかゆっくりで良いのでお願いします (2019年3月27日 17時) (レス) id: ca6c813b86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フール | 作成日時：2019年3月19日 21時
