ラズべりポイズンにジニアを。(その後) (ページ23)

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23話ページ23

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ショッピとその男は舞踏会会場を出て少し行ったところにある小部屋へ入った。

二人っきりになる。

ﾊﾞﾀﾝ…

shp「それで、何を教えてくれるのですか？」

二人は向かい合った椅子に座った。
だが、男はおもむろに立ち上がり、ショッピの隣へ座る。

「お嬢さん…何も無償でお話するなんて言ってませんよ…？」

shp「えっ……い、いくらお渡しいたしましょうか…」

「違いますよ。私はカネなんかに興味はないんです……わかりますか？」

その男はずいっと近寄る。

「明日はお仕事、ありますか？スパイさん」

コネシマは踊っている間、連れて行かれたショッピのことが気になってずっと上の空だった。
先程、女性が話しかけてくるが全く答えないので、逃げられてしまった。

kn「んだよ…ていうか俺もなんも情報聞き出せてねぇわ…」

その時、舞踏会場の出入り口の方から物音が聞こえてきた。

周りの人たちも気付いていたようだが、すぐにまた踊り始めた。

今は曲の間なので、女性を捕まえることもできなかったコネシマは音のした方へ言ってみることにした。

kn「こっちからだったか……？」

すると、扉からショッピが出てきた。

kn「うわっ、びっくりしたぁ……どこ行ってたん？」

shp「いえ、ちょっとお手洗いに…」

そういえばさっきレストルームの案内板があったな、などと思い返しながらコネシマは話しだした。

kn「さっき男とどっか行ってたけど大丈夫だったん？」

shp「ええ。なんかいろんなこと話してくれるとか言いながら寝ちゃいました」

kn「はぁ？ｗなんだそいつｗｗ」

shp「ですよねｗところでコネシマさんのパートナーは？」

kn「ん？なんかずっと無視してたらどっかいってもうたわ」

shp「ｗなんですかそれ」

コネシマはなにか生臭いことに気付いたが、それには構わず、会場へ戻った。

『さぁて、トリを飾るのはこの組だぁ！！』

すると突然、会場へ入った二人に、謎のスポットライトがあてられた。

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾋｭｰﾋｭｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

shp「うわッ」

kn「まぶしッつ…なんや、これ」

「踊って…！」「踊るのよ！」「どんな踊りだろう…」

ざわざわ…ざわざわ…

kn「まッ、なんだこれ」

ut「お前らが最後踊るんだゾッ！」ｺｿｯ

ポンッと背中を押される。

shp「え？俺たちが…？」ﾎﾞｿｯ

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