10話 ページ13
そう言葉にするが、もう言葉は届かない、遠い場所へこの世界の大先生は行ってしまった。
いつの間にか手を伸ばしていたが、届かない。なぜかコネシマの頭には雪山と「今度は逆だったな」という言葉が浮かび上がる。
ﾌﾞﾝﾌﾞﾝｯ
その言葉を振り切る。
kn「今はそんなこと考えとられへんな、大先生…！！まずはどうやってショッピを助ける かや。そこがわかってへんかったら助けるも何もできへんからな」
といっても今のところ全くマテリアルは無いのだ。
コネシマはこっそりと訓練堂へ戻ってみた。覗いてみるが、今はもう誰もいなかった。
入り口から眺めていると訓練堂の真ん中になにか落ちていることに気がついた。
ｷｭｯｷｭｯ…
シューズのグリップの出す音が訓練堂に響き渡る。
落ちていたものを拾い上げると、淡い紫色のハンカチだった。コネシマはこれに見覚えがあった。
shp「あっそれ…」
見上げると、そこにショッピが立っていた。
kn「ショッピ……………！？」
shp「あの…すみません。それ、俺のなんスけど。拾ってくれたんですか？
ありがとうございます」
kn「これ……どっかで買ったんか？」
shp「？いえ、いつか、誰かにもらったもんです。なぜですか？」
kn「いや、ええねん。すまんな、訓練の邪魔して。じゃ、」
shp「………」
コネシマは訓練堂から出ていき、見えなくなるまでショッピは見ていた。
shp「あの人…なんで俺の名前知ってたんやろ…」
“どことなくショッピは頭にチクリと痛みが走る。”
“胸の痛みもどこかで感じていた。”
“その他に、大切な人も、感じた。”
kn「赤の他人のフリって…こんなに苦しかったっけ？ハハッ…」
.
乾いた笑いをこぼす。
.
裏切り者の詮索や、身内を騙したことなんていくらでもあった。
.
こんな思い、いままで無かった。
.
――――――――――――――――――――――――――
やー…大先生…………きちぃ
.
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マヨノ - 続編をお作り致しました！！暇つぶしにでも見てやってください！「全然暇つぶしじゃないよ！面白いよ！」と思ってくださる方々、ありがとうございます！！ (2020年8月4日 15時) (
レス) id: 2f2c071384 (このIDを非表示/違反報告)
ミャラー(プロフ) - マヨノさん» 更新お疲れ様でした！これからも頑張ってください！ (2020年7月15日 6時) (レス) id: d8e780d166 (このIDを非表示/違反報告)
マヨノ - 見てくださった方々…ありがとうございましたっ！心の底から！！ (2020年7月14日 19時) (レス) id: 244c606319 (このIDを非表示/違反報告)
マヨノ - ミャラーさん» ありふぁとうございますっ！いや、ほんと……！ (2020年7月14日 19時) (レス) id: 244c606319 (このIDを非表示/違反報告)
マヨノ - シフォンさん» うおおーーー！ありがとうございますっ！！！！m(_ _)mﾍﾟｺﾍﾟｺ (2020年7月14日 19時) (レス) id: 244c606319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨノ | 作成日時：2020年6月27日 17時
