土方十四郎短編集￣［銀魂］

トシと呼びたい3 ページ11

トシと呼びたい3
※銀ちゃん夢要素が少しあります。

あれから数週間経った、
まだ土方さんと会えていない。
もちろんトシとも呼べていない。

「はぁ…」

万事屋で大きな溜息をついてしまった。
神楽ちゃんと新八君は銀さんを置いて何処かに行ってしまった。

「どうしたんだ？Aー、
まぁ、また土方の野郎のことでも考えてるんだろ？」

読んでいたジャンプから目線だけをこっちに向ける。

「うーん…とりあえず、私のおごりでパフェたべにいきません？」

私達は甘党仲間としてよくファミレスにパフェを食べに行く。
土方さんと私があぁやって帰ってきた次の日から銀さんは拗ねていた。
だから、こうして2人で出掛ける。

「お、デートのお誘い？
よし、じゃあ行こうぜ。」

少し期待して万事屋を出る。
土方さんに会えないかな…
気付かれなくても良い、一目みれればそれで。

「ねぇ、Aちゃん。ほら、あいつと出来たなら俺ともできるよな？」

そんなことを言いながら私に手を出してきた。手を繋ぎたいって事なのかな…

私は少し躊躇したが手を繋いでファミレスに向かった。

すると黒い制服の2人がいた。
とても距離があったため、顔は分からなかったが、ファミレスにはいった。

真選組の制服だ…

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