保健室 ページ5
緑「...しげ？」
カーテンの隙間からひょっこり可愛く覗く神ちゃん。熱があるのか、少し赤らむ頬と潤んでいる瞳がやけに扇情的で思わず目をそらした。
保健室に来るまでに考えていたセリフを、必死になって思い出しなるべく平静を装って口にする。
赤「淳太にな、神ちゃん保健室おるかもーって言われて心配なって来たんよ、いきなりごめんな？」
淳太の名前を出してしまうあたり、自分はずるいと思う。でもこれで神ちゃんの不信感や緊張が拭えるのならそれでいい。
緑「.......」
神ちゃんは黙りこくっている。何か言ってよ神ちゃん。
あまりの沈黙に耐えられなくなった俺は
赤「体調悪いのにごめんな？ゆっくりしたいよな、俺教室戻るわ、お大事にな」
と、ドアの方に向かった。
�陲舛磴鵑泙辛�活で世話なるわーってなるべく明るく保健室を去ろうとすると
緑「まって！」
か細いが、通る声で呼び止められた。
緑「...嫌じゃないよ、しげとおしゃべりしたい」
顔を真っ赤にして、でもしっかり俺を見つめて神ちゃんはそう言った。
聞き間違いじゃないよね？と思わず�陲舛磴鵑諒�を向くと、ニコニコしながら俺にヘッタクソなウインクをしてみせた。
緑「淳太くん以外来てくれることなんてないから、ビックリしてん。お昼休みなのにありがとぉ。」
そういってベッドの端っこをポンポンする神ちゃん。座ってええってこと？
恐る恐るベッドに腰掛けると、神ちゃんが俺が持っていたビニール袋を指差して「しげのお昼？」と首を傾げて聞いてきた。
せや、忘れとった神ちゃんへの差し入れ。
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みみこ - 更新ありがとうございます。そこであなた様に問います。神ですか？いいえ、神ですね、更新頑張ってください！！ (2019年8月7日 0時) (
レス) id: 03f44669e8 (このIDを非表示/違反報告)
あんじゅ(プロフ) - 小雨さん» ありがとうございます、私も小雨さんの小説読ませていただいてるので嬉しいです(；；)今忙しくて更新が滞ってますが、楽しんでいただけるよう、頑張ります！ (2019年8月2日 0時) (レス) id: 4187280ee9 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - あの、好きです（唐突）めっちゃ続きが気になります…更新頑張ってください！ (2019年8月1日 10時) (レス) id: b644cbd46d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2019年7月23日 2時
