いちごみるく ページ2
赤「で俺は何をすればえぇの？」
緑「あ、じゃあこのジョウロに水を汲んでっ、、」
ジョウロに残る水でふらついてしまう神ちゃんの肩をとっさに抱く
赤「大丈夫？」
緑「……………うん」
顔を覗き込むと顔を紅くして俯く。そして俺は神ちゃんの鎖骨あたりにある紅い跡に気づく。
………………まさかな。
一瞬浮かんだいかがわしい想像を追い払い
赤「神ちゃん細すぎやん、今度なんか奢ったる！」
とちゃっかりお誘いをすると
緑「ほんまに？甘いもの食べたいなぁ」
と嬉しそうにいった。
赤「俺基本月曜は放課後練ないから月曜行こうや」
緑「おん、楽しみや〜！」
この短時間で神ちゃんはだいぶ心を開いてくれて、色々な話をした。妹がいること、バイトをしてること、独学で学んだダンスが得意なこと、歌を歌うのが好きなこと、、、
あっという間に時間はすぎ、部活ぼ時間だ。
赤「もうそろそろ部活行かんと」
そう言って立ち上がると寂しそうな顔をする神ちゃん。
緑「そっか、手伝ってくれてありがとね、、、」
赤「ほんまは最後まで手伝いたかったんやけどごめんなぁ」
そう言うと首をブンブン横に振って否定してハッと何かを思い出したようにポッケに手を突っ込んで何かを差し出した。
緑「これ、お礼、、、」
差し出されたのは赤い包み紙のアメちゃん。
赤「なにくれるん？」
と聞くと恥ずかしそうに俯いて頷いた。耳まで真っ赤にしてるのが可愛くて抱きしめたい衝動にかられたけど我慢や。
赤「ありがとう、これで部活頑張れるわ！」
口に飴玉を放り込んで笑うとホッとしたように微笑む君。
また明日と手を振って別れる俺ら
口には慣れないいちごみるく味の甘さが口いっぱいに広がっていた。
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みみこ - 更新ありがとうございます。そこであなた様に問います。神ですか？いいえ、神ですね、更新頑張ってください！！ (2019年8月7日 0時) (
レス) id: 03f44669e8 (このIDを非表示/違反報告)
あんじゅ(プロフ) - 小雨さん» ありがとうございます、私も小雨さんの小説読ませていただいてるので嬉しいです(；；)今忙しくて更新が滞ってますが、楽しんでいただけるよう、頑張ります！ (2019年8月2日 0時) (レス) id: 4187280ee9 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - あの、好きです（唐突）めっちゃ続きが気になります…更新頑張ってください！ (2019年8月1日 10時) (レス) id: b644cbd46d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2019年7月23日 2時
