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「 … 落ち着いた?」
と聞けば、クッションを抱えて体育座りしているともは小さく頷いた。
せやけど
隣から聞こえてくる呼吸音には喘鳴が混じっていて、肩は忙しなく上下に動いている。
「 ええ?!連絡してくれたら良かったんに… 」
聞けば、3時間前くらいに発作が起きたみたいやった。
寝ようと思って横になったものの、
苦しくて寝られへんくて
こうしてソファーで俺の帰りを待っていたと言った。
「 … めいわく、やからっ 」
昔出会った時は "ジャックナイフ" なんてあだ名が付くほどにトゲがあった彼。
余裕ができて、周りのことを見られるようになったのは最近。
体が弱いことに対して、昔いじめられたことがあるとも言っていて。
だから、そんな彼にこんなことを言って変わるものかどうかは分からないけれど。
「 とも 」
… もっと自分を大切にしてや、頼ってほしい。
そんなことを伝えて頭を撫でれば、ともはポロポロと涙を零して何度も頷いた。
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