おはよう ページ8
朝になり…
早めに起きた。
テミンに迷惑をかけてるから少し心を入れかえ
て…
朝ごはんを用意した。
「おはよ…」
「おはよう」
「…テミン、昨日はごめんね。」
「……なんで？」
「……出かけちゃって…。」
「なんで？大丈夫だって言ったでしょ…。それで、大輔さんは、だいじょうぶでしたか？」
「……うーん、
そうだね…。また、酔いつぶれちゃった…。」
「…そっかぁ…。」
私達はごはんを食べて…
支度をして…いつものように
撮影所に向かった…。
車の中で…なんとなく二人とも無口だった…。
おはようございます。
テミンはメイク室へ…
私は、今日のスケジュールを聞いて
休憩室に入って資料を読んでいた…。
「…おはようございます。」
「あ、中山さん、おはようございます。」
私は、中山さんに昨日のお礼をいって
少し話していた…。
何か冗談を言って…
中山さんは笑わせてくれた。
^^あはは…
中山さんたら…
少し心が和んだなぁ…なんて思っていると
「……おはようございます。」
大輔くんが入って来た。
「…おはようございます。」
私も…普通に挨拶した。
私の方を見て…軽く会釈した大輔くんは
少しぎこちなかった…
けど…昨日の今日だから、仕方ないななんて
思っていた。
私は、資料を見て…
大輔くんと中山さんは…
何かを話していた。
今までは…私は、いつも大輔くんと話していた。
少し…さみしいけど…これでいい。
私は、部屋を出て…テミンの撮影を見に行った。
プロデューサーから…話があって
テミンがすごく順調で…
思ったよりも早く
撮影が終わるかもしれない…と言われた。
そうですか…。
テミンはがんばってたんだな…って思った。
思ったより早く…
韓国に……帰れるかもしれない…
胸がドキドキした…
ジェジュンに…会えるの？
はやる気持ちを押さえられなかった…
「…Aさん…」
はい？
女の子の声がして…
振り向くと…華奢で色白な…私より少し若い
女の子が少し恥ずかしそうに立っていた。
テミンのメイクなどをしてくれる吉田奈緒さん
という子だった。
「…テミンさん、早く撮影が終わりそうみたいですね。」
「そうみたいです。ありがとうございます。」
「…私、Aさん、素敵だな…って思ってて、
前からお話ししてみたかったんです。
今、少し時間ありますか？」
「…え…」
私は、そんなことを言われたのは初めてで
嬉しくなってしまった…。
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作者名：may | 作成日時：2016年5月25日 2時
