14話 ページ31
荒船サイド
「ねえ、なんで私の事を撃つの？白角の
スコープ越しに見えるトリオンの漏出からあいつが
『私、意外に憎しみ深いのよぉ？』
これは完全に怒っている。何があったか知らないがAはほとんどキレることはなかった。恨みも憎しみもほとんど抱かなかった。嫌悪感はあっても決してキレることはほとんどなかった。いくら理不尽に嫌悪感を抱いてもキレることはほとんどなかった。そして、俺は見た事があった。そいつがキレたところを。
『ねえ。あんたのところのクソ脳内腐食雑魚
Aはキレたらこのように語尾を伸ばすらしい。そして語尾の音が力込めていやらしくネチネチと相手に恐怖を与える。本人曰く、これが一番相手に恐怖を与えられるらしい。本人は距離を変えれば恐怖は倍増してしまう。
「ちょっとまて、A。」
俺はあのバカがやろうとしていることが何となくわかってしまった。確証はない。第六感という奴だろうか。それが反応して俺は1つの答えに確証がないのになぜか確信してしまっている。
「使うな！
俺は聞かれていないのにそういった。とっさに何故か、倒置法がでてしまったのは、使うなと言いたかっただろう。確証はなかったが俺は後悔していない。Aが敵に勝てる確率はかなり低い。さっき、
『かわいそうにねぇ。ここに来なければあなたは正常なままでいられたのにねぇ。そもそも人間が私に勝てる訳ないのにね……。』
一体彼女は何をする気なのだろうか。彼女は俺の声はまるで聞こえていないかのようにふるまっていた。無線だから百パーセント聞こえているはずだ。それと、これは
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彩華 - スイさん» ありがとうございます。これから高校受験に向けて総合Aがあるので更新ペースが遅くなってしまうかもしれないです。ですが、更新も負けじと頑張ります! (2020年8月24日 15時) (
レス) id: 0e1a2224ca (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 続編おめでとうございます！！ (2020年8月23日 21時) (レス) id: c26352c883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2020年8月23日 17時
