24話 ページ12
Aサイド
「ふーん。そーゆーこと。」
「……三雲先輩。すみませんでした。」
緑川は玉狛に入った修くんに嫉妬して、恥をかかそうとしたらしい。私は
向こう側で緑川と遊真くんと修くんがなにやら謝罪やらなんやらしている間にいつの間にか後ろに回った迅さんが私の肩を叩いて耳を向ける。
「今度の大規模侵攻。絶対にあっちに行かないでね。」
今度の大規模侵攻とは、おそらく風間さんから薄々聞いていた侵攻だ。まだ、内容は公にされていないが機会あればそちらに渡ることを考えていた私だが恐らく迅さんに未来を見られていたのだろう。迅さんのことだ。私が行ったら悪い未来になるのだろうか。
迅サイド
「今度の大規模侵攻。絶対にあっちに行かないでね。」
Aには大きく3つの未来が見える。ひとつめはAがあちら側と交渉しあちらが手を引く代わりに自分がそちらへ渡航する未来。この未来の場合Aは高確率で
ふたつめは無理やり連れ去られる未来。人を洗脳させる兵器に最初からされそこでゲームオーバー。その場合
みっつめはここに残る未来。ある程度Aに敵戦力は傾き、千佳ちゃんだけが狙われるよりも他の被害が比較的に少なくなる。だが、それでも市街地の被害は抑えきれない。
「わかりましたよ。」
彼女は苦笑するようにそういった。おれはもう、会議に行かなければいけない。
風間サイド
どうしたらいいのだろう。まったく解決策がない。日野はほぼ
「どうしたんですか？根詰めた顔して。日野先輩のことですか？」
「ああ。そうだが大丈夫だ。」
歌川に感づかれてしまうぐらい自分は今顔色が悪いのだろう。
「かざまさーん。二宮さんに３０本11勝しましたー。」
なお当事者の知らないところで事は進んでいる。
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彩華 - スイさん» ありがとうございます。これから高校受験に向けて総合Aがあるので更新ペースが遅くなってしまうかもしれないです。ですが、更新も負けじと頑張ります! (2020年8月24日 15時) (
レス) id: 0e1a2224ca (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 続編おめでとうございます！！ (2020年8月23日 21時) (レス) id: c26352c883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2020年8月23日 17時
