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6.朝から癒し。 ページ9

次の日。









『…ふぁー…おはようございます、なかひゃら幹部…』









「おう、おはようA」









眠い目をゴシゴシと擦ると、中原幹部が台所に向かっていた。









…え、もしかして?









ひょこりと覗くと、中原幹部が卵焼きを作っていた。









『…へぁ!?ちょ、な、なななな中原幹部ッ!?これ、もしかして朝ご飯…ですか…?』

「?嗚呼、そうだが」









わぁぁぁぁ私はなんて女子力が無い人間なんだァ!!









『す、すすす済みませんッ!!仮にも女子である私がご飯作らないなんて…もっと早起きすれば良かった…!!』









すると中原幹部は「別に良いンだよ」と背を向けながら言った。









「…俺が作りたくて作ってンだからよ、Aはそこら辺の椅子に座って待ってろ」

『え、あ、はい…』









言われたものは仕方ない、私は渋々椅子に腰かけた。









中原幹部の背中をじっと見詰める。
…あれ?耳が少し赤いような…気の所為かな。









小さいながらも頼もしいその背中は、矢っ張り男なんだなぁと思う。









そんな事を考えながら見詰めていると、不意に此方を振り向いた。









突然の事だったので思わず吃驚してしまった。









『ふぁ!?す、済みませんッ!!///』

「え!?な、何がだよ!?」









2人して慌てた。
そして中原幹部が「…コホン」とわざとらしい咳払いをする。









「…出来たぞ、A」








『え、本当ですか!?わーい!!…あ、明日からは私が作りますね』









「え、良いのか?」









『はい、勿論』









私がそう答えると中原幹部は頰を緩めて









「…有難な」









と微笑んだ。
その笑顔に私は朝から心臓(ハート)を撃ち抜かれたのだった。

記憶1.→←5.覚悟。



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設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:恋愛
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くれーぷ/紅花(プロフ) - karenyoshi0308さん» コメントありがとうございます(*´∀`)♪ そう言って頂けて嬉しいです!はい、これからもじゃんじゃん作りますので、たくさんキュンキュンしちゃって下さい笑 (2017年10月19日 20時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
karenyoshi0308(プロフ) - とても素敵でキュンキュンするお話ですね!これからも楽しみに待ってます! (2017年10月19日 18時) (レス) id: 9850d3be56 (このIDを非表示/違反報告)
くれーぷ/紅花(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます(*´∀`)♪ 面白いと言っていただけて良かったです( ´∀`) こちらこそありがとうございます! (2017年10月14日 18時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - とても面白いです(*´∀`*)ありがとうございます! (2017年10月14日 18時) (レス) id: 1cfef6057f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くれーぷ | 作成日時:2017年9月23日 21時

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