18.料理料理♪ ページ30
私は張り切って料理に取り組んだ。
何故なら…
中原幹部を吃驚させたい!!
うん、唯それだけ。←
あの中原幹部を唸らせる程の料理が出来たなら自信がつくと思うしね!
…まぁ、純粋に中原幹部に日頃の感謝の気持ちを込めてっていうのもあるんだけど。
…って私は先程から誰に言い訳しているんだ。
『…お、出来た出来た』
オーブンから料理を取り出す。
良い匂いがキッチンに立ち込めた。
『簡単っちゃ簡単な料理だけど…十分だよね!他にも作ったし…これ位かな』
と、中原幹部が匂いを嗅ぎつけたのか、キッチンへと出てきた。
中也「お、旨そうな匂いがすると思ったら矢っ張りか」
『はい、これで全部出来ました!』
中也「そうか…有難な。…あ、セッティングは俺がやるからAは椅子に座っててくれ」
『え、あ、は、はい!』
断る暇も無く座らされてしまった。
中原幹部は鼻歌を歌いながらセッティングを進めていく。
(矢っ張り幹部だからかな、こういうのに慣れてるんだなぁ…)
中原幹部の手つきをじっと見つめてしみじみ思う。
何にも置いていなかった机の上は中原幹部の手で飾られていく。
中也「…っし、やっと出来たぜ」
『有難う御座います!じゃ、食べましょうか』
そこで私はピタリと停止した。
『………中原幹部…………その手の中にある物は何ですか………?』
ギクリ、と中原幹部は動きを止めた。
中也「あ、いや…これは、そのー…」
『誤魔化しても無駄ですよ!!何で朝からお酒飲もうとしてるんですか!!』
中也「い、良いじゃねェかよ、最近飲んでねェし」
『駄目です没収です』
私はひょいと中原幹部の手からボトルを取り上げた。
中原幹部が肩を落としていたけど知らない。この人が酔ったら大変な事になるのは重々承知してるんだから。
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くれーぷ/紅花(プロフ) - karenyoshi0308さん» コメントありがとうございます(*´∀`)♪ そう言って頂けて嬉しいです!はい、これからもじゃんじゃん作りますので、たくさんキュンキュンしちゃって下さい笑 (2017年10月19日 20時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
karenyoshi0308(プロフ) - とても素敵でキュンキュンするお話ですね!これからも楽しみに待ってます! (2017年10月19日 18時) (レス) id: 9850d3be56 (このIDを非表示/違反報告)
くれーぷ/紅花(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます(*´∀`)♪ 面白いと言っていただけて良かったです( ´∀`) こちらこそありがとうございます! (2017年10月14日 18時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - とても面白いです(*´∀`*)ありがとうございます! (2017年10月14日 18時) (レス) id: 1cfef6057f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くれーぷ | 作成日時:2017年9月23日 21時