[十五]訓練場での出逢い。 ページ18
次の日。
私は太宰君と共に初任務の為、ポートマフィアの訓練場に来ていた。
なんだけど…
「太宰さん、ここは如何致しましょうか」
「あー…うん、芥川君の好きにして良いよ」
「…承知致しました」
あの人誰だい。←
会話から察するに、芥川という名前の人みたいだけれど…
それともう一つ不思議なのは、太宰君の雰囲気が何時もと違う事だ。
所謂"仕事モード"…ってやつなのかな?
「新入り、と云うのは貴方か」
『へっ?あ、は、はい、えいや、あ、う、うん、そうだよ』
突然芥川君(?)に声を掛けられ戸惑ってしまった。
遠目に見ると大人に見えるけれど、こうして至近距離で見ると未だ未熟な青年の顔立ちをしている。
見た感じ年下なので敬語を使おうか少し迷った。
…背後で太宰君が「ブハッw」とか言って吹き出していたのは幻聴だと思おう。
「…散華A…か?」
『あ、嗚呼、そうだけど…』
「そうか。…唐突だが…
貴方は太宰さんの恋人なのか?」
『うん凄く唐突だねぇ!?』
こ、この子…見た目に反して随分ませているな…
「じ、純粋に気になっただけだ!///…で、如何なんだ?」
あ、気になっただけか…
矢っ張り未だ若いんだなぁとしみじみ思う。
『普通だよ。何の変哲も無い、唯の…知り合いと言えば良いのか友人と言えば良いのか…』
「何故迷う」
『いやぁ…だってきちんと知り合ってから未だ一日しか経っていないのだよ?そりゃ迷うだろう』
「…それは貴方が友人だと思うのならば友人なのでは無いか?」
『!』
思わず芥川君の顔を見る。
彼は先程と変わらぬ仏頂面で此方を見上げていた。
僅かに私の方が背が高いらしい。
『…ふふっ、そうだね。じゃあ、友人だな』
「…唯の友人…か」
ボソリ、と芥川君が意味深に呟いた。
『如何かした?』
「否、何でも無い。…そろそろ任務に戻らないと、太宰さんに怒られる」
『嗚呼…確かにあの人怒ったら怖そ』
「……そんな言葉で片付けられる程のレベルでは無いぞ」
芥川君の瞳が妙に鋭く光った。
それは、太宰君の本性を知る者の目だった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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X
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西 - この方角に福があるはずです
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くれーぷ/紅花(プロフ) - やぬっちゃんさん» ありがとうございます!そう言って頂けて良かったです(^^) これからも頑張ります( ´∀`) (2017年11月29日 6時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
やぬっちゃん(プロフ) - 面白かったです!次の作品も楽しみにしてます! (2017年11月28日 23時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)
くれーぷ/紅花(プロフ) - やぬっちゃんさん» コメントありがとうございます!はい、もうすぐ完結になりますね…最後まで頑張ります!ありがとうございます! (2017年11月28日 6時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
やぬっちゃん(プロフ) - 良かった………取り敢えずハッピーエンドになりそう!これからも楽しみにしてます! (2017年11月27日 22時) (レス) id: b3f470051e (このIDを非表示/違反報告)
くれーぷ/紅花(プロフ) - 匿名さん@誰かのサブ垢さん» ご指摘ありがとうございます。編集致しました! (2017年11月5日 22時) (レス) id: d036a490f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くれーぷ | 作成日時:2017年10月27日 20時