【文スト】文豪達の吹奏楽部は今日も活動中です。

日常その12.楽器屋でも個性強すぎた。 ページ34

国木田「…此処、だな」




敦「やっと着きましたね…」





そう、本当にやっとの事で着いたのだ。






太宰さんは入水しに行こうとするわ道端で女性を誘うわ、

芥川は口喧嘩になり羅生門を出そうとするわ、

谷崎さん達は…まぁ、ここでは詳しく言わないでおこう。





とにかく本当に中高生ですかと言わんばかりの暴走ぶりだった。





国木田「うちの部活は個性が強過ぎるからな…」





敦「個性だけだったら全国大会出場出来そうな気がします」





国木田「奇遇だな俺もだ」





太宰「国木田く〜ん、入らないの〜？」





国木田「お前に言われなくとも入る…って何て格好してるんだお前は！？」






太宰「え、入水してたら海藻がくっついて来て取れなかったからそのまま来たのだけれど…」





国木田「いつの間に！？」





谷崎「…もうなんか収拾つかないから…敦クン、この隙に入っちゃおうか」





敦「そ、そうですね…」





国木田さんの太宰さんへのお説教を聞きながら僕達は楽器屋へと入って行った。





敦「えーと、オイルは……あっ、ありました！」






ルーシー「えっ、もう見つけたの？早いじゃない。

……もう、トラ猫ちゃんの役に立てるチャンスだと思ったのに…(ボソッ)」






敦「？」






エリス「…」(じっ)







敦「如何かした、エリスちゃん？」






エリス「…罪深い男ってこういう人を云うのね、ナオミ」








敦「へっ！？」









ナオミ「そうですわよ。全く持って許し難いですわ」







敦「僕何かしましたっけ！？鏡花ちゃんまで目付き怖いよ！？」









鏡花「…敦がそんな人だとは…思ってなかった…」









敦「何このドラマの別れるシーンみたいな感じ！？な、なんか御免！！」








芥川「…人虎…貴様本当に女心と云う物が分かってないな…」









敦「いやお前にだけは言われたくない。」







太宰「女心を掴むテクなら私に任せ給え！(((国木田「くだらん教育を後輩に施すな」(スパーン)







敦「あっ国木田さんそれは…」









芥川と敦以外全員「「「「「あっ」」」」」」







芥川「だ…太宰さぁぁぁぁぁぁぁぁんっ！！！」








太宰さんに国木田さんのハリセンが見事ヒットして太宰さんがぶっ倒れました。








中也「ていうかこれ楽器屋での話だよな！？カオス過ぎないかこれ！？」




太宰「個性があると言って欲しいなぁ」




中也「手前が言うか」(スパーン再び)

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