☆ 05 ページ48
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目の前で、スヤスヤと眠ってる彼女。
俺が来たばっかりの時はまだちょっと
苦しそうな、辛そうな表情で眠ってたけど
１度目が覚めて、再び眠りに着くと
今度は完全に安心したような表情で
気持ちよさそうに寝てる。
俺が頭を撫でてると
あっという間に寝落ちしたA。
かわいすぎかっ！！！
それに、布団から少しだけ顔を出して
埋もれたように見える姿がまた可愛い。
頑張って我慢してんねん、これくらい許してな…
そうお願いして、そっとAのおでこに口付ける。
__________chu.
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海「…えっ！！！！ダレ！！！！！」
『お前こそ誰や！！！！！！』
俺は驚きを隠せない。
俺がAのおでこにキスしてるところを見て
ダレ、と言ったこいつは多分中学生。
お母さんやお父さんが帰ってきたら
挨拶しよう、なんて考えてた矢先現れたのは
まさかの男！！！！！
海「カイは、高橋海人。お姉ちゃんの弟だけど」
『そうか、俺は永瀬廉や、Aの先輩で』
海「お姉ちゃんの彼氏？」
『ま、そんなとこ。』
海「ふぅ〜ん」
なんやねん！意味深な返事をするな！
って…
『あれ、苗字…』
海「ああ、うちの親離婚してるから〜」
ごゆっくり〜と
リビングへ戻った海人が最後に言った
海「寝込みは襲うなよ〜」
って言葉は聞き逃さなかった。
誰が襲うかぼけい！！！！
俺がおでこで我慢した努力を讃えろコラ！
と、心の中で反論していると
海「ねーえー、お腹すいた〜廉なんか作って〜」
と再び部屋に現れた海人。
こいつ…なにがごゆっくり〜やねん！
しかもなんか作れって…俺客なんやけど。
しかも２つも年上やのに馴れ馴れしいな！
そういえばAもあの雨の日の次の日からは
廉くんやし。タメ口やし。
なんとなーく甘えてきてる感じやったし。
可愛かった〜、いや、今も可愛すぎるんやけど！！
そういうとこ、兄弟似たんやな。笑
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海「え、これなに？」
『カルボナーラ』
海「麺が牛乳に浸かってる…」
『知るか！早よ食え！」
なんやかんやで
Aが寝ている間に俺は海人と仲良くなり
終いには
海「お姉ちゃんとお幸せに〜」
なんて言われた。
全力でニヤニヤされながら。
『ねぇちゃんにちゃんと鍵閉めろって言っとけよ。」
海「えー！お姉ちゃんまたあ？！はあ…」
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作者名：Raine. | 作成日時：2020年5月26日 19時
