maybe, i love… (ページ23)

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さくら「A！おはよ！」

『さくら～おはよ～』

今日もさくらと登校。

お互いにあーだこーだと楽しく話す通学路。

私は、というと、

今日こそは！

そう思って、少し緊張しながらも

いつも通りの朝。

一旦、集合玄関でさくらと別れて

靴箱を開ける。

すると、目に入った一枚の紙。

『ん？なにこれ。』

そこには、

" 紫耀と廉に近づくな、ブス "

そう書かれてあった。

『…えっ。』

さくら「A？履き替えた？」

『…あっ！うんっ、すぐ行く！』

さくらには心配かけたくない。

その紙をさくらに見えないように

こっそりポッケにしまった。

さくら「今日追いかけっこしに来ないね？」

『うん、ほんとだね！』

さくら「もー、強がってー笑」

『えっ！？そんなことないよー笑』

大丈夫かな、、

顔、引きつってないかな。

なんで今日に限って

廉くん、来てくれないの？

廉くんとの追いかけっこの時間

どれだけその時間が楽しくて

どれだけその時間が好きだったのか

よーく思い知る。

さくら「じゃ、今日こそは言いなよ～」

『うん、、ありがと！またね！』

.

少しの恐怖は残ってるけど

きっと、大丈夫。

そう自分に言い聞かせて教室に入る。

するといやでも気付いてしまう、

みんなの冷たい視線。

そしてみんなが群がってる先の黒板には…

" AAは

平野紫耀と永瀬廉を二股するアバズレ女 "

と、大きく書かれていた。

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