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栞「嘘、Aちーん!!」
お茶をしてると偶然しーちゃんが現れた。
航平との待ち合わせなのに、航平が遅れてるらしい。
栞「ここで時間潰そうと思ってたの!一緒に座っていい?」
A「いーよいーよ!」
ソファの席を少し空けると、しーちゃんはコートを脱ぎながら隣に座った。
栞「何それおいしそー!私もそれにする!」
A「キャラメルベイクドチーズケーキ!すっごい美味しいよ!」
千葉「俺死んでないよね?見えてる?」
栞「あれ!?千葉さんまじで気付かんかった!こんにちは!」
ふざける2人は相変わらず仲良しだ。
でもしーちゃんと、改めて2人で話したいな。
千葉「そーいえばさ、ありがとねいろいろ」
栞「気になってたんだけどまさか今してるのが例の気持ち悪い贈り物ですか?」
千葉「微妙に違うんだけど、でも違わない」
栞「え?てことは」
千葉「今ね、トシの提案で俺が彼氏なの」
微妙によく分からないテンポで会話が進む。
チーちゃんとしーちゃんの中では意味が通じてるし、水谷さんの時とは違ってチーちゃんはしーちゃんに本当のことを説明してくれた。
栞「Aちん!」
しーちゃんに名前を呼ばれて隣のしーちゃんを見る。
しーちゃんはポロポロ泣き出す。
A「えぇ!?なんで!?」
栞「全然意味分かんないけど、よかった」
チーちゃんがしーちゃんにお店のナプキンを差し出した。
千葉「ありがとね」
栞「よかった、千葉さんちゃんと言えて、しかも全然ほんと全く意味わかんないけど嘘でも彼氏になれてなんかよかった」
……そっか、やっぱしーちゃんもチーちゃんの気持ち知ってたんだ。
なんなら相談も受けてたくらいの勢いだ。
私ものすごくいろんな見落としをしてたんだ。
そう思うと自分の立ち振る舞いが恥ずかしくなる。
私だけ知らなかったんだ。
千葉「ちゃんしー心配してくれてたんだよ。俺がなかなかAに気持ち言わないから」
疎外感を感じ取ったのか、チーちゃんが説明してくれる。
A「私、でも……」
栞「青山さんでしょ?いいんだよ、Aちん。私だって結婚するまでは航平さん以外にときめくことあったもん」
A「そうなの!?」
栞「当たり前じゃん。でもいいんだよ。結婚までに決めれば、全然いいよ」
むしろちゃんといろんな人見た方がいいよと続けて、しーちゃんは私と同じケーキセットを注文した。
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Hina*(プロフ) - muumaさん» muumaさん*コメントありがとうございます!遅くなってごめんなさい。他サポさんに読んでいただけて嬉しいです!!しかも昔から読んでくださってたんですね(><)ありがとうございます!続編はもうメンバー的に難しいですが、短編などあればまた読んでやってください! (2019年2月28日 23時) (レス) id: 131b87f226 (このIDを非表示/違反報告)
Hina*(プロフ) - 那智さん» 那智さん*遅くなってごめんなさい(><)はじめまして!!5回目なんて嬉しすぎます( ; _ ; )ありがとうございます!!サンフレも好きになってもらって嬉しいです!!千葉ちゃんロスで続編は難しいかもですが(笑)、また描き始めることがあればよろしくお願いします(*´` *) (2019年2月28日 23時) (レス) id: 131b87f226 (このIDを非表示/違反報告)
muuma(プロフ) - コメント失礼します。このお話が書かれた当初からのファンで今日、久しぶりに読み返しました。他サポですが、青ちゃんの格好良さには脱帽です笑Hinaさんがこのコメントを見たときにまた青ちゃんと主人公ちゃんとの番外編を書いて下さればなぁと密かに願っています。(^^) (2018年12月15日 22時) (レス) id: 511a9bfe42 (このIDを非表示/違反報告)
那智(プロフ) - Hinaさん始めてコメントさせていただきます(^ω^)Hinaさんのサンフレッチェの小説が大好きでもう5回目です!!この小説を通してサンフレッチェが大好きになりました。青ちゃんが森保監督の代表でキャプテンに選ばれとても嬉しいです。また続編楽しみにしています^_^ (2018年9月9日 20時) (レス) id: baf6088182 (このIDを非表示/違反報告)
Hina*(プロフ) - 神崎朔葉さん» 神崎朔葉さん*いつもコメントありがとうございました(><)!サッカーのお話もできてすごく楽しかったです(;▽;)!長いお付き合いの中で何度も励ましていただきました!メンバーが変わりすぎて複雑なところもありますが、今シーズンもこのまま突っ走ってほしいです!☆ (2018年4月16日 23時) (レス) id: 44e3795c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hina* | 作成日時:2016年7月9日 0時