42 maya side ページ42
祐樹「ねー、麻也くん!心配じゃないんですか!?」
祐樹が愚痴を言いに我が家に来るのはすっかり習慣化していた。
ウッチーも相変わらず頻繁に来るし、話題はいつもAのことだ。
麻也「うん、心配してないよ。便りがないのは元気な証拠だっけ?そんな感じ」
篤人「それはじーさんばーさんの話じゃん」
祐樹「そーだよ!槙野くんがAのこと離したがらないのかも!」
麻也「Aには鍵持たせてるし、いやなら帰ってくるでしょ」
槙野くんが甘やかしてるんだろうな。
よほど居心地がいいんだろう。
篤人「それにしても連絡がないっておかしいよ。ラウラも翻訳メールしたらしいけど、最近写真撮ってないって返事来たみたいだし」
とあえず生きてるんだし大丈夫だと思うんだけどなぁ……。
麻也「じゃー今夜ここに呼んでみる?」
祐樹「やった!俺電話します!!」
篤人「いいよ、俺する」
祐樹「いいです!俺がします!」
……口実なんか作らなくても声聞きたいなら電話くらいすればいいのに。
篤人「……A、でない。祐樹、槙野に電話してよ」
祐樹「槙野くんにかけるのは俺ですか……(笑)」
祐樹が渋々槙野くんに電話をかける。
2人があまりにも心配するせいで、俺まで落ち着かない。
祐樹「あ、槙野くん!?今日麻也くんちでご飯食べましょうよ!Aも!」
祐樹は若干押し付けがましいくらいのテンションで電話を握る。
祐樹「……そうなんですか……」
篤人「代われ」
ウッチーは祐樹から電話を奪うと、見たことないくらい不機嫌そうに言った。
篤人「絶対連れて来い。お前が無理なら俺がAだけ迎えに行く」
麻也「ちょっとちょっと、代わって!」
そんな誘い方ないでしょーに!
麻也「もしもし?なんかバタバタしてすみません」
槙野『あー……麻也ちゃん?』
……槙野くん何か元気が……
槙野『もうAが飯の準備しよるんよ。ごめん、また誘ってや』
麻也「……Aに代われます?」
槙野『……待って』
ゴソゴソ音が聞こえた後、愛しい声が聞こえてくる。
A『麻也?』
麻也「A……」
祐樹「ちょっ……!!」
篤人「代われ」
絶対嫌。
トイレに逃げ込んで鍵をかけると、もう1度電話を耳に当てた。
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Hina*(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん*ありがとうございます(*'▽'*)!キーリングかわいいですよー☆買おうかと思ったくらい(≧▽≦)完売で残念(@_@)トンちゃん、トンちゃん……ごめんなさい(T_T)苦笑 (2013年4月12日 17時) (レス) id: 53ec674374 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - こんにちは。フェルトキーリング後から調べて見ます!やっととんちゃんのターンなのに、なんだか切ないですね。この先も展開していきそいで楽しみです! (2013年4月12日 16時) (レス) id: ca43df3a4b (このIDを非表示/違反報告)
Hina*(プロフ) - さくらさん» さくらさん*こちらこそ、お返事ありがとうございます(*'▽'*)!マキに感情入れていただいて嬉しいです(T_T)4章でも是非是非よろしくお願いします!(^^)! (2013年4月11日 23時) (レス) id: 53ec674374 (このIDを非表示/違反報告)
Hina*(プロフ) - さくらさん» さくらさん*コメントありがとうございます(*'▽'*)!ここからまた一巡りも二巡りもしそうな展開なのですが、納得していただけるラストになるように頑張ります(^^*)これからもよろしくお願いします(*^^*) (2013年4月7日 12時) (レス) id: 53ec674374 (このIDを非表示/違反報告)
Hina*(プロフ) - るいぽんさん» るいぽんさん*ありがとうございます(>_<)!!長谷部さん、香川くんはプレー以外の性格的なところが分からなくて…(@_@)でも、せっかくご意見いただいたので、ブログとか拝見して勉強します(>_<)!嬉しいコメント、ありがとうございます(*^▽^*) (2013年4月7日 12時) (レス) id: 53ec674374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hina* | 作成日時:2013年3月27日 22時