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しばらくすると、北人先生が帰って来た。
北人「よし、じゃあ、ちょっと目の上にタオル乗せるね。」
「え…?何するの………?」
北人「ちょっと、チックンするの。針、怖いから、タオル乗せさせて?」
「でも……見えないほうが怖い……」
北人「そっか、じゃあ、いいよ。ちょっとお顔押さえてもらうね?」
「………うん……」
壱馬「やっぱりAちゃんや。」
「え……壱馬先生?」
北人「ん?……知り合い?」
壱馬「Aちゃんが小学生の時、毎年検診に行ってたからね。」
北人「なるほどね。」
壱馬「じゃあ、やろっか。」
北人「うん、じゃあ、お口開けて〜」
「……ぁ………」
北人「ごめん、もうちょい大きく開けれる?」
「………あ………」
北人「ん、ありがとう。じゃあ、ちょっと風さんするよ。」
「……(コクン」
北人先生はシュッシュッと風を吹きかけて、風が出る機械をしまった。
北人「じゃあ、ちょっとチクってするからね、壱馬しっかり押さえてて。」
壱馬「おん、ええよ。」
壱馬先生の温かい手が私の顔を優しく固定する。
目の前には、北人先生が持った針が近づいてくる。
北人「怖かったら、目、つぶってていいよ。」
その声に、やっぱり怖いって思ってギュッと目を瞑った。
その直後、歯茎にチクッとした痛みが走った。
「ぁ………いはいぃ………」
壱馬「ごめんな〜、もうちょっとやからな。」
北人「ん、よし、終わり。じゃあ、ちょっと触るよ?」
壱馬「…ん、大丈夫そうやね。」
北人「うん、じゃあ、お口閉じていいよ。ちょっと待っててね。」
そう言って、壱馬先生と北人先生はどこかに行ってしまった。
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Aqua(プロフ) - nahoさん» コメントありがとうございます。 (2020年6月24日 21時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
naho - 占ツクでやってほしいです (2020年6月24日 20時) (レス) id: 6e32b15cd0 (このIDを非表示/違反報告)
Aqua(プロフ) - e7810xさん» コメントありがとうございます!参考にさせていただきます。 (2020年4月7日 22時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
e7810x(プロフ) - 占ツクでやって欲しいです!! (2020年4月7日 20時) (レス) id: 4da04fe710 (このIDを非表示/違反報告)
Aqua(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます(*^^*)参考にさせていただきます。 (2020年4月7日 18時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aqua x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mayasayash1/
作成日時:2020年3月26日 15時