び ょ う い ん。

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中に入ると、優しそうな顔をした先生が待っていて、






その先生と向き合って座る。






？「えっと、お名前教えてください。」






「新川 Aです。」








？「はい、ありがとう。Aちゃんの担当の吉野 北人です。よろしくね。」






「よろしくお願いします………」






？「同じくAちゃんの担当の長谷川 慎です。よろしくね。」






「……よろしくお願いします。」






北人「えっと、紹介状見させてもらったんだけど、重度の虫歯以外に何か気になることあるかな？」






「……先生には特に何にも言われなくて……大きい病院に行ってって言われただけなんで、

. 分からなくて……」






北人「そっか、じゃあ、後で確認しようね。それと……Aちゃん、歯医者とか大丈夫？

. ……怖くない？」






「……実は……ちょっと怖くて…………」






北人「ん、分かった。そしたらゆっくりやってこうかなって思うから、

. とりあえず診察室行こうか。大丈夫そう？」






「……はい……」






北人「よし、じゃあ、どうぞ。」






案内されたのは、北人先生や慎先生の後ろにあったドアの向こうの部屋。






中に入ると、特有の消毒液の匂い。






この匂いは嫌い………






薄いピンク色のユニットがあって、ライトとか、いろいろな器具が置かれてる。






北人「まこっちゃん、準備、頼んでいい？」






慎「はい、じゃあ、Aちゃん、このお椅子座れる？」






「…はい。」






北人先生は、隣の診察室に繋がっているのか、横のドアの向こうに行ってしまった。






ピンク色のユニットに座ると、可愛い星のエプロンをかけてくれた。






慎「ちょっと待っててね。」






「……はい。」






それだけ言うと、慎先生は、どこかに行ってしまった。









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