下校 ページ10
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you side
A「ハックションっ!」
まだ寒いこの時期、外で待つこと15分。流石に辛い。
ゆいは何してんだか。来るって言ったよね?待っててね♡って言ったよね?
校門の門の前でしゃがみ込む。
?「Aちゃん?何してんの?」
A「……吉野さん……」
北人「風邪ひくよ?誰か待ってるの?」
A「いや……吉野さんには関係ないです……」
北人「笑……もしかして、血を吸うからって思ってる?」
A「……へ?」
北人「図星?笑…安心して。人間の血はよっぽどの時しか吸わないから。」
A「………友達を待ってるんです。」
北人「ふーん……じゃあ俺も一緒に待っててあげる。」
A「……いいです。吉野さんも風邪ひいちゃいます。」
北人「……ねぇ、そのさ、吉野さんっての辞めない?なんか、距離置かれてる気がして嫌だ。」
A「……じゃあなんて呼んだらいいんですか……」
北人「北人って呼んでみて?」
A「………ほ……くと……先輩…」
北人「だめ、先輩いらない。」
A「先輩は先輩です!」
北人「えー、じゃあ慣れたら先輩外して?」
A「分かりました。」
ゆい「A〜遅くなっちゃった。ごめんね。」
?「あ、北人。」
A「ん?……誰?」
ゆい「あ、えっとね、ダンス部の先輩。こっちが翔吾先輩でこっちが壱馬先輩。」
A「えっと……
北人「この子はAちゃん。バスケ部のマネで後輩。俺は吉野 北人。よろしくね。」
私もゆいみたいに紹介しなきゃって思ってたら、
吉野さん……じゃなくて北人先輩は私のこと紹介してくれた。
ゆい「えっと……私は小林 ゆいです。よろしくお願いします。
. よかったら一緒に帰ろうよ。北人先輩も一緒に、どうですか?」
北人「みんながいいなら。」
ゆい「じゃあ決まり!ねぇ、A!」
A「何?」
ゆい「駅前のシュークリーム屋さん行こ?めっちゃ美味しいから
. 先輩たちにも食べてもらいたいしさ。」
A「いいよ。行こう!」
そして駅に向かって歩き出した。
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Aqua(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2020年3月19日 21時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 私もこの作品大好きです! (2020年3月19日 13時) (レス) id: 9db1285e05 (このIDを非表示/違反報告)
Aqua(プロフ) - まおさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月18日 10時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 面白いですよもっと書いて下さい (2020年3月18日 0時) (レス) id: ba7504b56b (このIDを非表示/違反報告)
Aqua(プロフ) - ななさん» ありがとうございます。 (2020年2月24日 9時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aqua | 作成日時:2020年1月16日 21時