何これ……… ページ42
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you side
いつもいかないポストを慣れない手つきで開ける。
すると、封筒が入っていた。
日高 A 様 とだけ書かれた白い封筒。
差出人の名前が書いてなくて、不気味だと気づくのには時間が掛からなかった。
北人先輩は、ポストがある列が違うからこの場にはいない。
迷ったが、手紙を開けてみることにした。
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日高 A 様
あなたが、いつも北人といるAさんね?
突然だけど、もう、北人とは関わらないで。
貴方がいるおかげで、北人は私たちに冷たくなったの。
どれだけ周りに女の子がいても、北人が目に入れるのはあなただけだった。
そんなあなたが邪魔なの。北人と関わらないでくれたら、
もう、こんな手紙を出したり、嫌がらせしたりしないから。
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北人「……Aちゃん、それ貸して………」
うわ、見られちゃった。こういうのは北人先輩にだけは見せたくなかったのに。
A「…嫌。」
慌てて隠そうと、手を動かす。
A「痛っ……北人先輩……離して……」
しまおうとした手を北人先輩に掴まれた。
北人「それ、くれるまで離さない。」
A「大丈夫……両親からの手紙だったから……」
北人「……絶対、嘘。」
A「大丈夫だって言ってる……」
手を振り払おうと、手を振っても、北人先輩の力には敵わない。
北人「……こっち向いてよ。」
そう言って、私の手を離し、肩を掴んで北人先輩の方に向き合う形になった。
北人先輩は私の目を見つめる。
顔を逸らすと、両手で挟まれて強制的に北人先輩を見つめる形に。
北人「……目が怯えてるよ?……なんで?」
A「ッ………(泣)」
私は糸が切れたように泣きじゃくった。
手紙を北人先輩に渡して。
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Aqua(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2020年3月19日 21時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 私もこの作品大好きです! (2020年3月19日 13時) (レス) id: 9db1285e05 (このIDを非表示/違反報告)
Aqua(プロフ) - まおさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月18日 10時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 面白いですよもっと書いて下さい (2020年3月18日 0時) (レス) id: ba7504b56b (このIDを非表示/違反報告)
Aqua(プロフ) - ななさん» ありがとうございます。 (2020年2月24日 9時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aqua | 作成日時:2020年1月16日 21時