トラウマ～Ｈｏｋｕｔｏ.Ｙ～ (ページ25)

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文化委員ページ25

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you side

放課後になって、委員会のため、小会議室に向かっていたとき、

ものすごく、大事なことを思い出した。

そうだ……北人先輩と帰る約束………どうしよ…………

連絡しようにも、電話番号知らないし…………

今日は部活がないから、厄介なんだよなぁ…………

…………………………

いろいろ考えて、委員会の後、昇降口によって、居なかったら帰りに、

家に行って謝ろう、と思った。

小会議室に入ると、一年生と三年生は全員集まっていた。

「委員名簿の自分の名前をチェックするように」と小会議室のホワイトボードに書いてあったから

チェックをしに行くと、名簿の２年３組のところに北人先輩と壱馬先輩の名前があった。

私は驚きを隠しきれず、名簿を見た後に一回集まった生徒の方を見て、を何回も繰り返した。

それから、ちゃんとチェックをして席についた。

先生が入ってきて、「全員いるかー？」と名簿を確認し始めたが、

まだ、北人先輩と壱馬先輩は来ていない。

忘れてるのかな？そう思った矢先、

ガラガラと音を立ててドアが開いた。

北・壱「すみません、遅れました。」

先生「お、きたきた。吉野と川村だな？」

北・壱「そうです。」

先生「席座れ。えー、では文化委員を始めます。」

文化委員は文化祭を実行させることを目的に立ち上がった委員会で、

毎年、文化祭では催し物の開催や小道具作りなどやることが多くてやりたい人がいないから、

各クラスから１人くらいしかやる人がいないのだ。

１学年、３クラスだからだいたい９人だけど、

１年は、私たちのクラス以外は２人ずつ出ていて、２年は北人先輩たちのクラス以外は１人。

３年は全クラス１人だから今年は全員で１２人。

今日の活動は、催し物の決定と役割決めだ。

まだまだ、長くなりそうだな。

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